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コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第469話 「明けましておめでとうございます」 第495話 「MARKUS様訪問記」
第470話 「あぁ入試問題」 第496話 「僕は材木屋消防団」
第471話 「正月と松竹梅」 第497話 「牛乳パックおじさん」
第472話 「クララのライラック」 第498話 「ヒポクラテスの木」
第473話 「あぁ公衆電話」 第499話 「日本一繭玉がうまい男」
第474話 「誰も知らない夜の薪割り」 第500話 「浅草の隠れパワースポット」
第475話 「店頭販売、始めました〜♪」 第501話 「木の香りはブームなのか」
第476話 「眠れぬ寺の木魚」 第502話 「遅配トラブル発生」
第477話 「木が海を泳ぐ」 第503話 「秘境駅マニアの旅」
第478話 「カシオペア初体験紀行」 第504話 「私はあなたの道の駅になりたい」
第479話 「生まれは北海道」 第505話 「進め坂東三十三観音巡礼」
第480話 「しな織りしない」 第506話 「日本が危ない!サバニの乱」
第481話 「環太平洋戦略的経済連携協定」 第507話 「もう茶箱しか見えない」
第482話 「竹塩歯磨き」 第508話 「ホワァっと森林飽和」
第483話 「忘れないぞ東北」 第509話 「旬の梨を食べたりかじったり」
第484話 「木材会館に行ってきました」 第510話 「10月にサクラの話」
第485話 「金属製一本松」 第511話 「ご商売大変でしょって言われて」
第486話 「いよいよブーム到来か」 第512話 「マホガニーで作った木製自転車」
第487話 「坂東三十三観音巡礼」 第513話 「新古住宅を知らずに僕らは育った」
第488話 「ブロック塀撤去」 第514話 「林野庁と芸能人の密接な関係」
第489話 「観光列車は木で人気」 第515話 「250人の大宴会で雪吊り」
第490話 「乳香」 第516話 「近日公開:WOOD JOB」
第491話 「願かけのカヤの木」 第517話 「樅の木は山本周五郎の小説で十分」
第492話 「死にかけたドラセナ」 第518話 「木の枕で目覚めた朝は」
第493話 「木材値決め入門」 第519話 「野良猫に悩む毎日」
第494話 「わが社のカレンダー万歳」 第520話 「新国立競技場を木質化」


28・12・2013「新国立競技場を木質化」

「自民党の農林水産戦略調査会などは12月19日、2020年に開催される東京五輪で整備する新国立競技場をはじめとした競技施設や選手村、プレスセンターなどを木造・木質化し、国産材を利用するよう下村文科相らに申し入れた。」





 
今更決まってしまった案をくつがえすことはできないと思うのですが、私も正直言って現在のプランは好きになれません。 (一番目の写真)
コンペの中にあった右の古墳型のような競技場がよかったのになと思っています。(二番目の写真)
 
もしくは、木造で…なんてのも夢がありますね。
スペインに最近できた世界最大の木造建築であるという「メトロポール・パラソル」のような・・・。(三番目の写真)
なんてことを書きながら、いつの間にか一年が過ぎようとしています。
 
 
皆様のおかげでご注文が増え、毎年成長しています。
ありがとうございます。
無事に本年を終えられることを感謝し、お休みに入らさせていただきます。
来年さらにご利用いただけるように努めてまいりますので、ぜひまた当店をご利用ください。
 
皆様の来年が良い年であることを祈ってます。
そして、木に感謝です。


 
ありがとうございました!(文:木材バカ四代)

24・12・2013「野良猫に悩む毎日」

私事ですが引っ越して1年が経ちました。

長い通勤にも慣れ、暗い夜道にもようやく慣れたのですが、悩んでいることがあります。
それは野良猫(近所の人の放し飼い)の被害。
具体的にいうと野良猫の仕業による被害ですね。
どうやら我が家の敷地内は彼らの縄張りらしく、…被害に遭ってます。
 
対策としてタバコの吸い殻を水に溶かしたニコチン液が効果的だそうです。
庭に撒くと寄り付かなくなるそうですが、雨が降るとその効果も消えるし、たばこの匂いも吸わない私には気になります。
市販で販売されている猫除けは匂いはクレゾール系で強烈です。
小さい子供が近所に住んでいるので、ご近所トラブルになりかねません。
割と自然で、なおかつ猫が苦手とするものはないかと探したら…。
いいものがありました。


“木酢液”といいまして、炭を焼く過程で出る煙を液体化したものです。
園芸用の肥料としてホームセンターで売られていますね。
さっそく先日から実践してみました。
今のところ被害に遭ってないから効果ありなのか?!
竹の炭を使った竹酢液というのも効果がありそうなのでこちらも試してみたいと思います。
やはり猫はちゃんと躾されている家猫がいいですね。(文:くりすけ)

16・12・2013「木の枕で目覚めた朝は」

ここ数年、腰痛だけではなく首こり・肩こり・背部痛がひどくなり、整骨院に通っています。

枕を買い替えたり、色々調べたりして、やっと出会ったのが木枕。
一週間前に購入しました。
木枕は寝心地も印象ほど悪くなく、特に痛くもなく、翌朝から首こりが激減し、頭がすっきりで、頭痛がやわらいできました。
その木枕は桐でできていて、軽く半円筒形のかまぼこのような形をした枕です。
頭ではなく首の後ろ側にあてます。
立っている間に生じた背骨のわずかなずれを戻して、肩こりや腰痛などを改善してくれます。
さらに脊椎から全身へ伸びる神経の働きをスムーズにして、体のゆがみを矯正し、万病をも防いでくれちゃって、目覚めもすっきりさせてくれます。
木の枕が使われていた歴史も長く、硬い枕は就寝中の枕の高さの変化も無く、いつも最適な高さを維持し、しっかり頚椎を支える所に良さがあると言われています。
弥生時代から日本人の暮らしの中に溶け込んできたと言われる桐。
軽くて色白で木肌は美しいです。
この枕で全てが解消するとは思いませんが、運動・ストレッチ・睡眠・食事などを工夫しながら、少しでも苦痛のない毎日が過ごせれば良いと思っています。(文:菊ちゃん)

09・12・2013「樅の木は山本周五郎の小説で十分」

12月1日に、知人達と南船橋を訪問しました。

オートレースや競馬をしに行ったわけではありません。
以前住んでいたところを見に行くためです。
色々と面白いことがあったのですが、本題はその後のことです。
帰りに「ららぽーと」と「IKEA」に寄っていくことにしました。
すっかり忘れていたのですが、もう12月なんですね。
油断していました。
ららぽーとの中は独身の男三人がぶらつくにはとても辛い状況だったのです。
各テナントのクリスマスセールへの意気込みがこもった広告や、親子連れ、カップルの多さに心身共にやられた私たちは一路IKEAに。
しかし、さすが北欧の企業ですね。
クリスマスにもしっかりと対応していました。
クリスマスツリーにかざる材料がしっかりと売られており、親子連れやカップルがそれはそれは楽しそうにそれらを選んでいやがりました。
さらに始末の悪いことにクリスマスツリーに使うモミの木も販売されており、その購入証明書は、モミの木と同額の買い物ができるクーポン券にもなるのです。
ああ何と言うことでしょう。
モミの木を飾るスペースも無く、一緒に楽しくデコレーションをしてくれる彼女もいない私たちは、一路無言で、南船橋駅へむかって足早に歩いて行ったのでした。
帰り道の途中、船橋でカツ丼を食べたのですが、その味はなぜか少ししょっぱかったです。(文:ドサンコ)

02・12・2013「近日公開:WOOD JOB」

来年の初夏は久々に映画を見に行こうと思います。

「ウォーターボーイズ」などを手掛けた矢口監督の最新作「WOOD JOB」。
林業を題材にした映画です。
原作は「神去なあなあ日常」三浦しをん薯です。
高校卒業まで進学も就職も決まっていなかった学生が、先生と親で勝手に決めた就職先に訳も分からぬまま行かされる。
そこは携帯電話も繋がらない山奥の村。
いきなりチェンソーの使い方を教わり林業の仕事をする事になった。
始めは逃げる事ばかり考えていた主人公。
毎日山に入り木に携わっているうちにだんだんと林業が好きになっていく。
現代の若者では考えられないような話、山奥での恋、笑いありで面白い話です。
映画化され林業が脚光を浴び興味を持ってくれる人が増えればと思います。
また、若者がこの映画を見て林業を仕事にしたいと思ってくれればと思います。
高齢化が進んでいる林業、このままでは衰退し無くなってしまうのではと心配です。


山に手入れをしないと良い木は育ちません。
ぜひ若者に林業を受け継いで守っていってもらいたい。(文:兄貴6)

25・11・2013「250人の大宴会で雪吊り」

10月の22日・23日に行ってきました。

北陸は金沢へ。
この旅行は大阪に本社をかまえるパワービルダー系の会社で関東進出をきっかけにお取り引きいただいている会社の親睦旅行だったのですが参加人数が大阪から200人東京から50人の総勢250人!!
(パワービルダー:一般には住宅一次取得者層をターゲットにした床面積30坪程度の土地付き一戸建住宅を分譲する建売業者を指している和製英語)
一同に揃った宴会は壮観で生で聴く関西弁には圧倒されるパワーを感じました。
 
さて、金沢といえば何といっても兼六園。
兼六園は金沢城の外郭として城に属した庭で、加賀藩五代藩主前田綱紀が作庭したのが始まりで、廃藩後1874(明治7)年に一般公開されました。
敷地の樹木は約160種、約8200本あり、中でも唐崎松が見事な枝ぶりで11月1日には雪吊り作業が始まります。
残念ながら自分が訪れた時にはまだ準備段階の作業中で完成形は見られませんでした。
雪吊りは雪の重さから木を保護するための作業ですが、ガイドさんによると職人さんの高齢化が進んでいて後継者がなかなか育っていないそうです。
北陸に冬の訪れを告げる風物詩を絶やさずに、いつまでも松やそのほかの樹を大切に育ててほしいですね。
それから今度はプライベートでのんびり雪の兼六園を散策してみたいと思います。(文:ゴン)

18・11・2013「林野庁と芸能人の密接な関係」

新聞を見ていたら「木材のチカラ、見つめ直す」という記事が目に入りました。

国産木材を利用することで、持続可能な森林をつくり未来につなげるというシンポジウムの記事です。
下記三つの話が主体だったようです。
 
・木材利用ポイント制度
できるだけ国産の木材を使ってもらい、地域経済を活性化しようと林野庁が始めた制度です。
東京の材木屋は製材品の流通が主なので、ほとんど申請がないようです。
林産地の材木屋は、商機と捉え工務店さんと組んで取り組んでいるようです。
 
・バイオマス発電
間伐材や製材後の木片や建築廃材を主体燃料にした火力発電です。
今後は製紙会社を中心に大型化して動き始めます。
いくらかの補助金が出れば採算が合うようです。
 
・クロス・ラミネーテッド・テインバー(CLT)
集成材と合板の合わさったような木材で、当店の三層パネルを大型化したような材料です。
まだ、開発途中ですが、海外ではCLTが実用化されていて中層のビルが建っています。
日本では法律やイメージの壁があり出遅れていますが、今後は問題をクリアーできると思います。
スギ材を利用すれば、国産材の大きな需要が生み出せます。(安い外国産CLTも入って来るかも)
日本の国土の67%は森林です。
それが年間8千万立法増えています。(日本の年間木材使用量と同じ)
川上の林業が成立する仕組みをつくれば、木材の年間需要をまかなえる計算です。
 
こんな有意義なシンポジウムがあったなんて、情報収集にもっと気をつけなければ…。
パネリストに眞鍋かをりさん、MCに小林麻耶さんが出ていました。(文:Akio)

11・11・2013「新古住宅を知らずに僕らは育った」

かかさず毎週見ているテレビ番組でこの間やっていた話なのですが、新古住宅なるものがいま非常に流行っているそうです。

新古住宅とは、古い建物をリノベーションした住宅のことを言います。
リノベーション?リフォームと違うの?そうお思いの方もたくさんいると思います。
リフォームとは「元の状態に復元する」という意味ですが、対してリノベーションとは、柱や梁などは残し、あとは間取りなどをすべて自分の好みのままに変更して、自分のライフスタイルにあった理想の住まいを作ることを言います。
いま都心で、新築のマイホームを持つことは普通のサラリーマンではかなりキビシイですが、中古住宅なら格安で買えますし、しっかりした昔の作り方で建てられた家は築50年経っていても、手直ししてあげればまだまだ十分使えるのだそうです。
また戸建だけでなく、マンションでも2DKをぶち抜いて広い空間溢れるワンルームにしたりなど、思いのままに一から設計できたりもします。
現在、日本で居住に使われている住宅は4960万戸、そのうち60%は戸建、更にそのうち60%は築22年以上経った中古住宅だということです。
築20年を超えた住宅の建物部分は資産価値がつかなく、土地部分だけが販売価格となるそうで、お安く買えるというわけなんですね。
しかも、中古マンションの販売数で言えば、ここ12ヶ月連続で前年比を超えているそうで、最近ではこうした中古住宅ばかりを見て歩くバスツアーも組まれていて大変盛況なのだそうです。
この分野に特化しているリノベーション専門の会社もかなり増えてきているようで、まだまだこの市場は大きくなっていくことでしょう。
ワタシのマンションももう立派な中古になりつつありますので、思い切ってワンルームにリノベーションしたい!けど先立つものがぁぁ・・・
もちろん、当店においてもご相談受け付けておりますので、どなたさまもお気軽にお問合せください!(文:正さん)


05・11・2013「マホガニーで作った木製自転車」

今年も木と暮らしのふれあい展に行ってきました。

木材の普及を目的に、毎年木の日(十月八日)前後に木場公園イベント広場で大々的にやっています。
木に携わっている東京の二十余りの団体が一同に集まり、木の良さを知ってもらうためにいろんな企画を用意しています。
例えば親子で椅子を作る木工教室だったり、木に触って実体験できるブースが人気です。
私もいろいろ見て歩きましたが、目に止まったのは木製自転車でした。
テレビで見た事がありましたが、実物を見るのは初めてでした。
つくられた職人さんもいらっしゃいましたが、船大工としての技術を生かして、細かい部品までこだわったつくりでした。
自転車のフレームには、マホガニーの木を使用しています。
マホガニーは光沢がある木材で、軽さの割には硬い性質で、耐久性があり、加工性も優れているいい素材です。
国産材ではなくて少し残念ですが。。。
マホバニーの原産地は中南米です。
世界的に銘木として有名な木です。
以前はマホガニーの原木伐採がひどかったため、現在はワシントン条約によって取引が制限されています。
今、ロードバイクは人気があるので、好きな人が木製自転車を見たらきっと感動すると思います。
職人の夢がある技術って、これからも楽しみです。(文:バタヤン)

28・10・2013「ご商売大変でしょって言われて」

「ご商売大変でしょ」とか「今の時代は材木屋難しいよね」とかって、よく言われます。

そんな時、なんてお返事したらよいのか困ってしまいます。
気の利いた返しが言えなくて、「ええ〜」だとか「まあ〜」だとかで話が終わってしまいます。
 
相手の方も、あいさつの枕詞のようにおっしゃっているだけかもしれません。
いやむしろそうだろうから、気の利いた言葉なんか期待されていないのかもしれませんが。
 
先日、親戚の法事がありまして、久しぶりにお会いした親戚にそう言われました。
八十代半ばの方なので、かつて羽振りが良かった祖父(二代目)のことをよく知っているが故のお言葉なのでしょう。
またご本人も財閥系大手企業の常務取締役まで勤められた方なので、商売の難しさもお分かりだから故のお言葉かと思います。
 
「いやいや実は儲かってしかたないんですよ」なんてことを言ったら、なんだか感じ悪いですし、ウソは言っちゃいけない。(笑)
逆に「いや、実は廃業しようか考え中なんですよ」なんてことを言ったら、その場が暗い雰囲気になりますよね。(これもウソですよ)
あるいは経営理念や営業計画の話なんかとペラペラお話しても白けそうです。
 
軽すぎず、重すぎずのお返事をして、できればその話題で盛り上がってみたい。
そんな大人に、ワタシはなりたい。。。 (文:木材バカ四代)

21・10・2013「10月にサクラの話」

今年の夏に岩手県の厳美渓に“貞山桜”を見てきました。

貞山桜とは、厳美渓が気に入って茶室まで建てた伊達政宗公が植えた桜と言われていて、貞山桜は400年近く経った今でも見事な花を咲かせているそうです。
私が見たのは夏なので残念ながら開花までは見られませんでしたが・・・。
一般的にお花見とかで有名なサクラはソメイヨシノ。
貞山桜はエドヒガンなので、ソメイヨシノの片親になるそうです。
あと材木としてサクラと表記してあるのは、カバ桜であることが多いです。
樺(バーチ)のことですのでお間違いなく。
 
今年の暖かい気候が原因で、江東区の亀戸中央公園のソメイヨシノが、10月に1本だけですが開花してしまった・・・というニュースがありました。
たった1本だけでも“サクラ”が咲くと大きな記事になります。
これは我々日本人が、サクラをどれだけ身近に大切に思っているかを証明するかのようですね。(文:くりすけ)

15・10・2013「旬の梨を食べたりかじったり」

夏も終わり残暑が残る今日この頃、朝夕少しずつ涼しくなり、夜の虫の声を聞く時間が長くなってきました。

最近、色々な種類の梨を店で見かけます。
旬を感じる数少ない果物ではないでしょうか。
先日、梨狩りに行った知人から梨をいただきました。
昔、学生の頃に先輩達と梨狩りに行った事や、子供達と千葉県の梨農園でもぎ取った梨の美味しかったことを思い出しました。
水分が多く、食物繊維、カリウム、アスパラギン酸も接種でき、便秘予防や高血圧予防などに効果があるそうです。
 
そんな美味しくて体にいい梨ですが、木材としてもマイナーですが役立っています。
梨の木の剪定で出た材を使って、木工細工を20年製作している人がいます。
ドアの取っ手に合う木を探していたところ、見つけたのが梨の木だったそうです。
現在ではもの作りをする機会を増やしたいと、県内各地で木工教室を開いています。
 
梨の木はささくれが出にくいので、歯がムズムズする時期のイタズラ好きの子犬用おもちゃにも適しています。
硬さも丁度良く、飲み込んでも無害なので安全な素材ですね。
 
何十年も食べていた梨の良さを秋の夜長に知ることが出来た一時でした。(文:菊ちゃん)

07・10・2013「ホワァっと森林飽和」

「森林飽和 国土の変貌を考える」太田猛彦著NHKブックスという本を読みました。

森林飽和という少しショッキングなタイトルでしたが、とても面白い本でした。
本の冒頭、歌川広重の東海道中五十三次の写真が載っており、その絵の中に描かれた山がハゲ山であること。
それは絵の表現のためにそうなっているのではなく、実際に江戸時代の山はほとんどがはげ山であったことが紹介されていました。
今、里山がブームでかつて日本には緑豊かな里山がたくさんあり、その恩恵によって生きてきたように思いがちです。
しかし実際は、戦国時代から江戸時代前期にかけての日本人は、ほとんどハゲ山かハゲ山のような痩せた森しかない山ばかりを見ており、ごく一部を除いて鬱蒼と茂った森を見ることはほとんど無かったそうです。
古代からの大伐採からぎりぎりの状態で江戸時代を過ぎ、明治時代に森林の荒廃が最大になったのち、戦後の植林とエネルギー革命により森林が過剰になるまでの1000年近くの流れを、豊富な資料や写真でわかりやすく説明されていました。
森林が過剰になったことにより、日本の砂浜がどんどん浸食されていったり、(意外なことに)水資源の減少につながっているのでは、という仮説も紹介されておりこちらも興味深かったです。
行き過ぎた天然林志向への疑問や、適切な森林利用の呼びかけなど面白い話がいっぱいですので、ご興味のあるかたはぜひお読みください。(文:ドサンコ)


30・09・2013「もう茶箱しか見えない」

街中で懐かしい物を目にしました。

どこの家庭でも昔は使っていたはず。
私の実家でも昔は使っていた茶箱がお茶屋さんの店頭で販売していました。
店の人に話を聞いてみたところ、たまに売れているそうです。
ネットで調べてみると茶箱を販売しているところが何件かありました。
現在はプラスチック収納箱などが多く使われていますが、茶箱もひそかに人気だとか?
お茶の輸送や保存に使われていた箱ですので、湿気や害虫また匂いの付着防御にも最適です。
木のぬくもりが暖かく、プラスチックのように多少の衝撃で割れたりしなく丈夫です。
職人さんにより1つ1つ丁寧に手作りされているなどが人気になっている理由だそうです。
茶箱に使用されるのは杉です。
杉はお茶に香りが移る心配がないので使われてきたそうです。
そのため他の物を保管するためにも使われてきました。
どこの家庭でも当たり前のように収納に茶箱を使えばと思います。
そうすれば、まだまだ利用率の少ない杉の間伐材が有効利用できると思います。
我家も収納に茶箱を使うようにしようと思いました。(文:兄貴6)

24・09・2013「日本が危ない!サバニの乱」

皆さん、サバニをご存知ですか?

サバニとは沖縄地方で古くから使われていた木造の漁船です。
樹齢60年以上の杉の木を使用して、釘や金物を使わず接ぎ合わせて製造します。
その伝統的な製造過程をテレビで紹介されて、私もサバニという船を知りました。
その工程で杉の木を曲げるために熱湯をかけて徐々に曲げていくのですが、それを見ていて我が社でも先輩が堅木の反りを直すためにストーブで熱して木材を真っすぐにしていたことを思い出しました。
近年では木造のサバニはほとんど漁船として使われることはなくなり、衰退の一途をたどっていき、今では伝統的な技術を持つ船大工さんも5人しかいないそうです。
しかし、2000年の沖縄サミットの記念として開催された「サバニ帆漕レース」で脚光をあびて、年々参加チームが増えてきている状況で、サバニは漁からマリンスポーツへと役目を変えて伝統技術は継承されています。
今、いろいろな伝統工芸の分野では後継者の問題はあると思いますが、先人の知恵と技術を後世に伝えていつまでも日本の伝統が途切れることなく続いてほしいと思います。(文:ゴン)

17・09・2013「進め坂東三十三観音巡礼」

三月から始めた坂東三十三観音の御朱印集めも、残すところ三ヶ所で結願となる。

色々な思い出がある。
9番札所の都幾山・慈光寺があるときがわ町は建具の町だった。
県道の両側にたくさんの建具工場が並んでいる。
博物館的な建具会館もあり、無垢の建具もあり勉強になった。
近県で建具といったら鹿沼が有名だが、ときがわ町も有名だとか。(無知を反省)
21番札所の八溝山・日輪寺も思い出深い。
茨城県と福島県、栃木県の県境にある標高1,022m、八溝山山頂近くにある。
何でこんな山奥に673年に創建されたのか驚きである。
近くに展望台があり、スカイツリーが見えるらしい。(条件が良ければ望遠鏡で)
山中を歩くとナラやブナの大木があり、おいしい湧水も豊富とか。(車で登ったので見ていないけど)
茨城県のお寺は明治時代の神仏分離令のダメージが大きいようだ。
25番札所の筑波山・大御堂は明治以前までは筑波山のほとんどが敷地だったそうだ。
その他の寺も少々荒れている。
一番立派だと思ったのは、13番札所の金龍山・浅草寺である。
そう、地元、観音様である。
参拝客も桁外れに多いし、建物(木造ではないが)も大きい。
敷地の中には、木造建築の伝法院もある。(庭園だけで3700坪)
修行道場のため普段は入れないが、お茶会の時に入ったことがある。


大きな客殿、茶室などがあり、浅草の喧騒が聞こえてこない。
機会があればまた入りたい。(お茶をもう少し勉強しなくては)
あと三寺で坂東三十三観音巡礼は結願するが、今度は秩父三十四観音に挑戦するぞ!(文:Akio)

09・09・2013「私はあなたの道の駅になりたい」

それは先日、走り慣れた福島県内の国道4号線を走行中のことでした。



あの「智恵子抄」で有名な高村光太郎氏の妻智恵子さんのふるさとである二本松市を通過中、昼もだいぶまわっていたせいもあったのか、激しい空腹感が私を襲ったのでした。
「そう言えば、この先右側(上り側)に道の駅があったよなぁ〜」などと考えつつ、さらに車を走らせていた私の左側に、突然やたら真新しい建物が飛び込んできました。
「ん?なんだこれ?」と同時に「道の駅 安達」の案内看板が。
右側にはいままでどおりの「道の駅 安達」がちゃんとあります。
「あれ?左側にも出来たのか〜!?」ということで、早速ハンドルを左に切り駐車場へ。
場所が場所なのでとにかく敷地が広い!
5つのそれぞれ違う形の建物がほぼ一直線に並んでおり、外には自然あふれる広大な中庭テラスもありました。
早速館内へ入ると、まず道の駅でよく目にする新鮮野菜を売っているスペースがあり、続いてこれは珍しいコンビニ、そして福島の名産品を取り扱うお土産コーナー、そしてお目当てのお食事コーナー、これだけ進んでも行き止まりはまだ先です。
せっかくだから最後まで行ってみようと、さらに次の建物に入った瞬間、私の目に飛び込んできたものはシナ合板の大群!!!
床以外の天井と壁全てにシナ合板が貼られているではありませんか!
その広さは私の自宅の3LDKマンションがおそらくすっぽり入ってしまうくらいで壮観です。
近づいてよく見てみると厚みは5.5ミリ。
大きさは900ミリ角くらいのものが、5ミリ間隔くらいにお行儀よく並んでおりました。
地元の無垢材などをふんだんに使ったこういう施設は何ヶ所か見たことがありましたが、シナ合板は初めてです。
その館はインフォメーションの部屋になっており、交通情報や地元の行事予定などを紹介したポスターなどが掲示されており、シナ合板とまたよくマッチしておりました。
興奮気味の私は周りの人の妙な視線も気にせず、早速カメラを取り出しカシャカシャとシャッターを切りまくり、しばしそこにたたずみたっぷりと癒されて出てきたのでした。
 
ふたたび走り出してしばらくたったときです、「あっ、メシ食べ忘れた!」(文:正さん)

02・09・2013「秘境駅マニアの旅」

先月、長野県天竜狭方面に行きました。



天竜狭駅に車を置いてJR飯田線に乗り換え、秘境と言われる駅に行きました。
電車の車窓から見た、天竜川に沿った山あいの景色は最高でした。
駅は大自然の深い山の中にあり、車もたどり着けない無人の淋しい所にありました。
今回尋ねた駅は、田本駅、為栗駅、中井侍駅、小和田駅。
4か所の中で一番気に入ったのは、小和田駅でした。
静岡県、愛知県、長野県の三県の境界線の深い山中にあり、無人の木造駅舎として全国ランキング2位になるほどの秘境駅です。
小和田駅近辺は名所らしい場所がないようですが、駅から下に降りると小和田池之神社と書かれた標識が目に付けたので行ってみました。
奥深い杉林の中を20分位歩いて、天竜川の麓に神社言うより祠のような物が建っていました。
まるで飯田線と山の天竜杉の安全を静かに見守っているかのような場所にあります。
天竜川流域には日本三大人工美林と言われる良質の杉が生育しています。
 
全国の秘境駅への旅、なかなか面白いです。
ランキング1位は北海道室蘭本線にある小幌駅。
いつかは行ってみたいと思っています。(文:バタヤン)

26・08・2013「遅配トラブル発生」

お盆休みや正月休みの前は荷物が混み合うため、納期に間に合わない事故が稀に発生することがあります。

お客様には大変ご迷惑をおかけし、私も休みの間、心苦しい日々送ることになります。
実は今回のお盆休みの前に、そんな事故が二件発生してしまいました。
 
運送会社にとっては、荷物が大量に増えて裁ききれなくなってしまうという事情も分かります。
ただ、積み残してしまうのであれば、せめて事前にきちんと報告してほしい。
そしていつお届けできるかを明確にしてほしいです。
何の連絡もないまま、配達予定日にいつまで待っても届かないので運送会社に連絡してみると、積み残しが判明…
これはやめてほしいです。
 
当店が扱っている木材のように、大きな荷物ですと余計後回しにされがちです。
最近、大きな荷物を運んでくれる運送会社が減ってきています。
とある運送会社がダメであれば、次から次へと運送会社を変えられるほど運送会社の数は多くありません。
例えば運送中に傷をつけられた場合、運送会社の責任ですので請求できることになっていますが、実際は当店で負担しているケースもあります。
運送会社が当店の荷物を扱ってくれなくなると商売にならなくなってしまうからです。
通常、お届けはトラック上でのお引渡しで、例えば3階まで荷上げするようなサービスはお受けしていませんが、たまに運転手さんによっては荷上げしてくれたりすることがあります。
丁寧に扱ってくれれば有難いことですが、乱暴に扱われると商品に傷がついてしまうことがあります。
かなり乱暴に扱ったような傷を見ると、運転手さんの悪意まで感じてしまいます。
運転手さんの質が低下しているような気もします。
 
今はまだ景気もあまりよくはないのでまだましですが、今後景気がよくなって物流量が増したらどうなってしまうのでしょう。
大型連休前の状態がずっと続くとなると、予定通りに荷物が届けられないケースが多発しそうです。
 
佐川急便やヤマト運輸のような宅配業者は、玄関まで運んでくれますし、時間指定までできますし、アマゾンのように送料無料の小売業者が伸びてきているので、お客様の目も厳しくなっています。
でも実は、ご希望の商品をご希望の納期でお客様にお届けするという、一見当たり前のようなことが大変なのです。
不景気の時代が長かったので、忘れられていた物流の側面ではないでしょうか。
 
もちろん、すべて運送会社の責任にするつもりはありません。
オーダーを受けた当店が最後まで責任を取る必要があります。
お客様、運送会社、メーカー、当店すべてが気持ちよくお仕事できる環境を作っていきたいと思います。(文:木材バカ四代)

19・08・2013「木の香りはブームなのか」

今年の流行なのかもしれませんが、匂い系の商品で「森の香り」や「木の香り」という商品を店頭でよく見ます。

例えば、蚊取り線香の森の香りや芳香消臭剤。
大手メーカーが人工的な芳香に不満な方に、人工的に感じない匂いをアンケートで聞いたところ、「木の匂い」という回答が圧倒的に多かったそうです。
そこで大手芳香消臭剤メーカーがニーズに応え、本物の木の香りを追求した商品を開発した商品が大ヒットしているそうです。
原料は紀伊地域の樹齢70年以上のヒノキと青森県の樹齢200年以上のヒバ。
木材に加工する際に出る端材やおがくずなどから抽出した木の天然精油(フィトンチッドオイル)が芳香成分。
「フィトンチッド」は樹木などが発散する化学物質で、リフレッシュ作用や消臭作用、抗菌効果などがあるとされているそうです。
 
ワタクシがまたすごく感動したのが、杉の間伐材を使用した木製プラスチック容器。
細かい木目など本物の木の質感も出ていてすごく良いと思います。


嗅覚だけではなく視覚でも癒されていただきたいものです。
 
昔から日本人は住まいには畳の香りや木の香りなど、ほのかな自然の香りを好むと言われてます。
芳香剤もブームではなくこれが定番となっていくのではないでしょうか?(文:くりすけ)

12・08・2013「浅草の隠れパワースポット」

昨日、会社帰りに観光客で賑わう浅草寺を通り、その脇にある浅草神社の右手奥にあるひっそりとした小さな佇まいの被官稲荷神社へ行きました。

そこは知る人ぞ知る、ご利益があると言われているお稲荷様です。
先月、友達と一緒にお参りに来ましたところ、その息子さんの転職が決まりました。
その神社は江戸時代の終わりの1854年、あおの新門辰五郎の妻が重病で床に伏した時、京都の伏見稲荷神社に祈願したそうです。
その効果があってか病気は全快、翌年1855年に浅草の町の人々と感謝の意をこめて伏見稲荷神社から祭神御分身を現在の地に勧請したそうです。
その社殿は1855年に創建された当時の物で、全国で最も多い神社本殿形式で、間口1.5メートル、奥行は1.4メートルで杉皮葺き木造の社殿です。
一間社流造と言う構造だそうです。
屋根は大正時代に葺き替えられましたが、関東大震災や東京大空襲にも奇跡的に焼け残っています。
その神社の前にいるだけで癒される気がしました。
浅草は歴史のあるものが建物も人々も受け継がれていていいですね。(文:菊ちゃん)

05・08・2013「日本一繭玉がうまい男」

先日テレビでミズキの木が映りました。

ミズキの木を見ると私は祖父を思い出します(ちなみにまだ存命です)。
私の祖父は婿養子でした。
ただでさえ肩身の狭いのに加え、曾祖母と祖母、二人がそろいもそろって近所でも評判の烈女だったためか、祖父が家庭内で何かを主張するところを母も私も見たことはありません。
物欲もほとんど無く、ありとあらゆる買い物を、車で10分のところに唯一あった買い物スポット、農協ですませていました。
そんな祖父が唯一絶対に人に譲らなかったことが、正月飾りを自分で作ることでした。
特に繭玉づくりには力を入れていました。
関東では柳を使うのが一般的なのだそうですが、北海道ではミズキを使います。
自分で作った餅米を自分で付き、お餅をつくり(このお餅がまたおいしかった…)、どこからかミズキの枝を調達し上手に作っていました。
あの枝をどこから手に入れてきていたのかが未だに謎です。
近所には田畑しか無く、農協から買っているのかと思ったこともありましたが、農協では完成品の繭玉しか売っていなかったので、本当にわかりません。
子供心に祖父の作る繭玉は良い出来でした。
市販されているもので祖父の作ったものよりいいものはいまだにおめにかかっていません。
ちなみにミズキの名前の由来は、春先に枝を切ると水のような樹液がでることからきてるそうです。
空気中の天然酵母がその樹液に入り、幹の窪みなどにたまると天然の酒(猿酒)なるとか。
北は北海道、南は九州まで幅広く分布しており、材の柔らかさから東北地方ではコケシの材料によく使われています。
アイヌの人たちは、ミズキをイナウという(御幣によく似ているいるが、一本の木から切り出すところが御幣と違う)という祭具として使っていました。(文:ドサンコ)


29・07・2013「ヒポクラテスの木」

気温が高いある日、病院の木陰で送迎車を待っていました。

なにげに見上げてみると、モヤットボールを連想させる実がぶら下がっていました。
木の根元を見てみると、医聖の木ヒポクラテスと書いてあります。
実は街路樹などで良く見かけるプラタナスの木です。
ヒポクラテスとは古代ギリシャの大医学者で、医学史に大きな影響と業績を残した人物。
ギリシャのコス島にあるプラタナスの木の下で、ヒポクラテスが弟子に医学を教えたという。
この木に由来する物をヒポクラテスの木と呼ぶそうで、全てのプラタナスの木を呼ぶ訳ではありません。
日本に約230本のヒポクラテスの木があるそうです。

全てコス島より持ち帰って育てた物が元になっていて、同じDNAを持っているそうです。
由緒ある貴重な木とは知りませんでした。
医療機関に植えてあるようなので、行くことがあったら木を注意してみてください。
医聖の木、ヒポクラテスの木として石碑など建てていると思いますのですぐに分かります。
今頃は実が沢山生っています。
ちなみに和名はスズカケの木。
実が鈴に似ているからこの名前がついています。
私にはモヤットボールのように見えたのですが^^;;(文:兄貴6)

22・07・2013「牛乳パックおじさん」

先日、我が家の冷蔵庫の中の牛乳パックに広報が載っていました。

「森林の恵みから生まれた牛乳パック」
これは良い広報だと興味がわいた自分は、早速全国牛乳容器環境協議会のサイトを閲覧しました。
そのサイトには子供向けの分かりやすい様々なページがあって、小学4年の息子と一緒に勉強させてもらいました。
子供は紙が木から作られている事を知らずにいたので、とても驚いていました。
それから、森が地球にとってどれだけ大切なものであることや、地球温暖化についても知ることができました。
まさか牛乳パックからこんなに勉強させられることがあるなんて思ってもみなく、普段何気なく飲んでいた牛乳がさらに美味しく飲めるようになった出来事でした。
小さいうちからリサイクルや資源の大切さを学ばせることは大切なことで、とても良い木育ができたことに自己満足な材木屋のおやじです。(文:ゴン)

13・07・2013「僕は材木屋消防団」

先日、私が所属する消防団の消防操法大会が開催されました。

自分の分団は準優勝でした。(昨年は優勝)
他の分団は新人を選手に入れ練習して大会に臨みますが、我が分団は新入団員が少なく、いつもベテランばかりです。(私は14年連続出場)
大会は、練習を通して分団の絆を深めるのが目的です。
それと、消火の知識も高められます。
火災(燃焼)の条件として、(1)可燃物 (2)酸素 (3)熱源(点火エネルギー)が必要です。
火災(燃焼)はこの三つが揃った時のみ起きる現象です。
故に、消火はこの中の一つを取り除けばよいのです。(水をかけて熱源を下げる等)
木材は可燃物です。
木材を徐々に加熱していくと、次第に水分が蒸発をして乾燥状態になります。
その後、約180℃を越えると木材成分の熱分解が始まり、可燃性ガスを放出し始めます。
さらに、温度が上昇し約250℃程度に達した状態で、火源が近づくと引火します。
そして、温度が上昇し約450℃に達すると、火源がなくとも発火します。
木材は火に弱いと思っている人が多いようですが、ある程度の大きさがあると燃え尽きません。
特に比較的断面積の大きい梁や柱は、表面が燃えると内部は酸素不足の状態で加熱される為、炭化層が出来ます。
その為、燃焼の速度が極端に遅くなります。
太い柱や梁、厚い無垢の床材を使用した木造住宅は火に強いのです。
たとえ出火しても、逃げる時間はたくさんあります。
そして、消防団も駆けつけます!
その為にも、太い木材を使用し、消防団に入ろう!(文:Akio)

08・07・2013「MARKUS様訪問記」

その店主久保田さんに初めてお会いしたのは、まだ真冬だった2月頃でした。



5月にオープン予定の店舗の商品を陳列する棚板を探しておられるとのことでした。
弊社にお越しいただき、何度か打ち合わせを重ねたのち、「シナ共芯合板」のご発注をいただきました。
オープン10日ほど前に納品、そして先日私にまでオープンのお知らせハガキをいただいたので、早速ごあいさつと取材がてらお店におじゃましてまいりました。
ハガキに書かれていたお店のコンセプトは「日々の暮らしをちょっとだけ豊かにする、ニッポンの生活の道具を紹介する」ということでした。
ちょっと、ひきつけられますよね〜。
 
吉祥寺駅から歩くこと数分でお店に到着。
まず、いきなり目に飛び込んできたのがお店の前に立つ看板でした。
「かっこいい〜!」ワタシ、思わずそう叫んでおりました。
通常と合板の木目方向が逆なので、いささか心配しておりましたが、文字が横に流れていますのでかえって逆でよかったという、スバラシイ出来映えです!
店内に入ると、「なつかしい〜!」と声を出したくなるような品や、木工製品、またニッポンの伝統的な職人技により制作された品物などが多数、並んでおりました。
そのさまざまな商品をしっかりと支えているのが、ワタシが心を込めて納めさせていただいた「シナ共芯合板」でした。
目立ちすぎないよう商品の下で脇役に徹しながらも、見事に商品と一体化し商品を光り輝かせているように感じました。
久保田さんもお気にいっていただけていたようで、「これいいですねぇ〜溶け込んでますよねぇ〜」と、ワタシが申し上げると「すごく、いいでしょ〜! 表面の上品な木目もさることながら、やはり木口がインパクトあって非常にいい感じですよね〜!!」とのお言葉をいただきました。
 
やっぱり、お買い上げいただいたお客様の満足しておられる姿やお言葉をいただいたときが、一番ウレシイですよね〜。
あらためて、これからもどんどん街中で「シナ共芯合板」に出会えるようにがんばってピーアールしていこうという気持ちになりました。
久保田さんのお店です。http://marku-s.net/
お近くの方は、ぜひ一度足を運んでいただけるとウレシイです。(文:正さん)

01・07・2013「わが社のカレンダー万歳」

富士山が世界遺産に登録決定しました。

山好きの私は、とても嬉しく感じました。
これで日本の世界遺産は、富士山を入れて17か所になりました。
ちなみに世界遺産の種類って、文化遺産・自然遺産・複合遺産・危機遺産の四種類あるらしいのですが、富士山はもちろん自然遺産…と思いきや文化遺産なんですって。
文化遺産とはいえ、富士山の麓には青木ケ原の樹海に大自然が残っています。
ヒノキ・アカマツ・ツガなどの針葉樹が生殖していますが、水分や養分が少ない溶岩質の土壌なのによく生い茂っていますよね。
 
富士山は東京から一番近い世界遺産です。
すぐにでも行きたくなりますね。
私の若い時代は、丹沢・奥多摩・秩父などの山に登りましたが、実は私、日本一高い富士山には、遠くから見ているだけでまだ登ったっことがありません。
富士山が世界遺産になって入山料を取るようになるそうですが、登る人が増えるのは必至。
でもやっぱり一度は登ってみたいです。
富士山は日本のシンボル。
 
我が社のカレンダーは毎年富士山の写真です。バンザイ!(文:バタヤン)

24・06・2013「木材値決め入門」

木材の値段の決まり方は大きく分けて四つあります。

 
1:品質(樹種・径級・長級)
2:希少性(供給量・需要量)
3:国策(規制・関税)
4:為替(通貨・原油)
 
木の種類によって、あるいは樹齢、性質によって値段は変わります。
希少価値の高いものは高くなります。
山元からの出荷量が少なければ、需要に対して供給が少ないことになるので高くなります。
外材については各国の政策や為替の影響があります。
近年、違法伐採の取り締まりがきちんとできるようになってきたり、国内での雇用促進や付加価値をつけるために現地に工場を作り、丸太の輸出を規制したり、関税を高くしたりしてきています。
中国や中東の消費量が多いので、価格がどんどん上がっています。
品質にうるさく、扱う量も少なくなっている日本は買い負けていますね。
円安傾向ですと当然高くなりますし、船で運ぶので原油高の影響も受けます。
最後に、販売店の利益が加わるのは当然です。
会社の販売管理費等によって損益分岐点がありますので、何パーセントの利益をいただくかはその会社次第。
なかには客寄せのために安い価格にし、赤字でも売れるような体力のある会社もありますが。。。


 
いずれにしても付けた値段がマーケットのお客様に受け入れられるかどうか、ドキドキします。
上記のように木材の値段は常に変化していますが、お客様への販売価格はしょっちゅう変えることはできません。
安定供給と安定品質と安定価格、これが私どもの最低限の使命です。
そして「どっちも良し」といえるような関係を作りたいと思っています。(文:木材バカ四代)

17・06・2013「死にかけたドラセナ」

数年前に幸福の木(ドラセナ)のコラムを書きましたが、あのドラセナは今もワタクシの家のリビングに元気に暮らしています。

ドラセナは強靭な木で、ワタクシが引っ越す前の西陽がすごく蒸し暑かったマンションでも元気に育っていました。
 
そんなドラセナに、先日、事件は起きました。
ドラセナの土を交換していた時に強風が吹いて、何とドラセナくんが転倒し枝の一部がパッキリ折れてしまいました。
さすがにこれだけ長く一緒に暮らしているので、このドラセナに対する想いは大きなもので、我が家は早速、彼(ドラセナ)の治療に当たりました。
 
ドラセナの幹は、折れてしまったところから腐らないように消毒作業。
そして折れてしまった枝は、ネットからの情報でしばらく水につけて置いておくとのこと。
大きな花瓶を購入し折れたドラセナを水につけて置きました。
そうしたら1か月後くらいになんと折れた枝から根が生えてきました。

素晴らしい復活劇です、感動しました。
根が生えてきたので、早速植木鉢に入れ替えて、今は並んでリビングにいます。
そして本体の折れたところから最近新芽も生えてきました。
木の生命力の素晴らしさに感動し、木は生き物であると再認識させられました。
これからも一緒に頑張ろうぜドラセナ君。(文:くりすけ)

10・06・2013「願かけのカヤの木」

つつじの名所として知られ、なんと3000株もある根津神社へ行って来ました。

今年は桜の開花が早かった東京でしたが、つつじも早いようで、遅咲きのつつじが咲いていました。
他にも文化財だけあってどの建造物も思っていた以上に凛とした感じでしたが、境内にある大きな木が見事でした。
後で調べてびっくりしたのですが、その木は学業に御利益をもたらしてくれるパワースポットとして「願かけのカヤの木」として人気のようです。
そのカヤの木には昔、神の使いと言われた白蛇が住みついており、人々が願い事をすると不思議な願いが叶ったと言われています。
カヤ材は淡黄色で硬くて美しく、加工も容易な為、建築材・木具材・工芸用などに広く用いられています。
樹齢300年のカヤでつくられる碁盤・将棋盤は最高級品として知られています。
その碁盤は石を打っても肩がこらず、碁面もしばらく置けば凹みが再び元へ戻る不思議な特性があるそうです。
しかし日本カヤは希少な材木で、めったに入手出来なくなってしまったそうです。
ゆっくり、ゆっくり少しずつ大きくなるカヤの木は、成長に時間を要する貴重な材だと痛感しました。
もう一度高級材と言われる願かけのカヤの木に逢いに行こうと思っています。(文:菊ちゃん)

03・06・2013「乳香」

先月退院した友人から快気祝いが届きました。

干物やコーヒーなど私の大好物に混じって、一つだけ私のキャラクターに全くそぐわないものがありました。
それは乳香という香木の一種でした。
アロマやお茶、コーヒーにとても造詣の深い友人曰く、オマーン産の高級品だそうです。
白檀や伽羅は私も見聞きしたことがあるのですが、乳香というのは初めて知りました。
正直に言って、どう使えばいいのか全く分からなかったのですが、興奮気味にその乳香のすばらしさを語る彼にはとても聞けなかったのでネットで調べてみました。
乳香は、アラビアや東アフリカ、インドなどに分布しているボスウェリア属の樹木からとれるそうです。
その歴史は古く、古代エジプトの埋葬品から出土したり、聖書にも記述があるようです。
香りを楽しむのはもちろんのこと、煮出したお湯を整腸薬として飲んだり、ガムのようにかんだりすることもあるそうです。
楽天やAmazonで調べてみると非常に高価でした(相場が分からないので、実は安いのかもしれませんが…)。
どんな香りがするのか興味はありますが、使い時がわからないのでまだ焚いていません。
いつの日か、私の部屋に彼女が訊ねてきたときに、どや顔で焚いてみるつもりです。
木と香りは切っても切れない関係ですし、今回をいい機会に香木に詳しくなるのもいいかもしれません。(文:ドサンコ)

27・05・2013「観光列車は木で人気」

4月にタンゴ鉄道が古い車両を改装し、豪華車両でリニューアルしました。

日本三大風景の天橋立の松林をモチーフに、車両名を「あかまつ」「あおまつ」と名付けられました。
デザインは水戸岡鋭治氏が手がけ、内装には使い込むほど味わいの出るナラ材をふんだんに使用しています。
このニュースを見てから、天橋立に1度は行ってみたかったのですが、自分のなかで1番行きたい場所へとランクアップしました。
木の温もりで癒されながら移動し、素晴らしい天橋立と松林の風景を見る。
心身共にリフレッシュして新たなパワーをもらえるでしょう。
デザイナーの水戸岡鋭治氏は和の素材を多く採用していて、九州肥薩おれんじ鉄道の食堂車も手掛けられ、こちらも木材をふんだんに使用し人気がでています。
この秋にデビュー予定の「ななつ星in九州」は、なんと列車がホテルに!
7両編成で1両はレストラン、1両はラウンジ、残り5両はスイートルームになっています。
こちらも木材をふんだんに使用し、障子まで使用するとか?
完成したらすごい話題になること間違いなしです。
「ななつ星」は老後に九州旅行でも計画し、のんびりと満喫したいものです。

すぐにでも計画したいのですが、値段をみたら手がでませんので・・・(文:兄貴6)

20・05・2013「ブロック塀撤去」

先日次のような記事が新聞に掲載されていました。

それは、東京都品川区は2013年度、住宅街のブロック塀を撤去して生け垣を植栽するプロジェクトを始める。
モデル地区を1ヶ所指定し、ブロック塀の撤去にかかる費用を全額助成する。
大地震の発生時、倒壊したブロック塀が避難路をふさぐことを防ぐ狙い。
生け垣の植栽を促し街の緑化にもつなげる。
区の担当者は「生垣はよじ登れないため、防犯にも良い」と制度利用を呼び掛ける。
まずモデル地区で試験的に実施し、効果などを検証したうえで、14年度以降に事業の拡大を検討する。
という記事です。
これって弊社が2012年にオープンさせたサクマ式木製塀工事の店「木のヘイ」で提唱している事と合致していて、弊社の考え方は間違っていないことを証明されたようでとてもうれしく思いました。
木のヘイはアセチル化したラジアータパインを使用しています。
生け垣ではなくまさに木を使う塀であり、残念ながらブロック塀の撤去費用を当店では助成できませんが、一人でも多くの方にこの思いを伝えるためにこれからもがんばっていきたいと思わせてくれた記事でした。
もし、事業が拡大されて台東区でも事業が始まれば・・・・うちの木のヘイも助成対象になれるか区に掛け合う価値はあるよなぁなんて考えてます。(文:ゴン)

13・05・2013「坂東三十三観音巡礼」

今年になって御朱印集めに凝っている。

お寺に行き、お参りを済ませ、納経所で御朱印をしてもらう。
友人の納経帳を見て、綺麗だな思ったのがきっかけである。
まずは、坂東三十三観音からと、鎌倉の杉本観音から始める。
電車、バス、徒歩を駆使し一日三箇所ほどを廻る。(昔の人は延三千キロを歩いた)
源実朝が札所を制定したとされ、どのお寺も立派である。
塀を見ても、五本線が入っている所が多い。(格式が高い)
まだ10ヶ所ほどしかお参りをしてないが、ほとんどの建物が木造で維持が大変そうである。
先日、巡礼専門のツアーバスで日光・群馬方面に行ってきた。
バスには専門のガイド『先達』が添乗しており、出発するや朝のお努めが始まる。
皆で般若心経を唱える。
お寺ではもちろん、食事の前も唱える。
段々と、心が洗われる。
日光中禅寺湖の立木観音に行く。
他ではご本尊を直接見ることが少ないが、ここでは間近に見られる。
ここのご本尊は、十一面千手観世音菩薩(重文)で、782年頃、開祖勝道上人が桂の立木にその姿を彫ったとされる。
根元は今も残り、千手(実際は四十手)は集成材で付けてあるそうだ。(先達談)
お寺回りをしていると、500年・1000年前が昨日の様に感じられる。
今までは数を廻ることに捉われていたが、もう少し下調べをして、それぞれの観音様を楽しんで行きたい。(特に建築様式や材料を)
合掌(文:Akio)

07・05・2013「いよいよブーム到来か」

そうなんです。

最近やたらと街中で目にする機会が増えたのです。
それはこの「シナ共芯合板」!!!
数年前までは、主に抜型の用途として使われることが大部分をしめていたのではないかと思われるこの「シナ共芯合板」が、街中のあちらこちらで出現しているのです。
ワタシにとっては、も〜ウレシイことこの上ない現象です! 
画像は先日リニューアルオープンした、とある巨大駅ビルの地下街のコーナーの一角です。
ショッピングで歩き回って疲れたな〜と感じていたら、な、なんと、見慣れた「シナ共芯合板」が、ワタシを呼んでいるかのようにひっそりとそこに置かれていたのです。
「お〜なんだ〜、なんだよ〜!」と叫びながら、よっこらしょと腰かけました。
20ミリの共芯が11枚らせん状に貼りあわされておりますが、なぜか1枚だけ大きくハミダシているのは、なぜなのだろう?カバンを置くスペースなのか?などと考えながらほんの数分つかの間の休息を取らせてもらいました。
ワタシのあとに腰かけられたご婦人もとても珍しく感じられたのでしょうか、その共芯合板の積層部分をさわりながら「オモシロイわね〜」とつぶやいてらっしゃいました。
思わず「あ、それはですね〜」と説明したくなる気持ちを何とか抑えて、その場をあとにしました(笑)。
やはり、かなり特殊なものと思っていたこの「シナ共芯合板」が、一般の方々に知ってもらえはじめ、さらにその魅力を感じていただけるようになるとホントにウレシイです。
働く喜びを感じることができる瞬間です。
このようなたくさんの人目に付くところに今後もドンドンこの「シナ共芯合板」を使ってもらえるように、がんばらなくちゃいかんと強く思いながら、居酒屋ののれんをくぐっていったワタシだったのでした。(文:正さん)

30・04・2013「金属製一本松」

早いもので、2年を迎えた東日本大震災。

まだ避難者が仮設住宅で生活をしているなか、復興の方はまだ時間がかかりそうに見えます。
材木屋の私が気になったのは、陸前高田市の「奇跡の一本松」のその後のことでした。
陸前高田市を代表する防潮林だった松原が、津波によって約7万本も流されましたが、奇跡的に一本の松がしっかりと耐えて残っていました。
奇跡の一本松と言われ、復興への希望として地域の皆さんに愛されました。
しかしこの一本松の場所は地盤沈下によって海水が染み付き、徐々に枯れていってしまいました。
住宅の再建が進まないなかであっても、高田松原を守る会の皆さんの温かい気持ちがあって、一本松を保存し、復興のシンボルにしようと活動されました。
この松の高さは27メートルもありますが、根元から3か所に切断して、内部をくりとって防腐処理を施し、金属製の心棒を通して、枝の最上部の枝葉がプラスチックとカーボンで人工的に保存されました。

陸前高田市の奇跡の一本松が復興のシンボルとして全国に知れ渡り、観光名所になるように私達が支え、そして復興へ向けて応援していきたいと思います。(文:バタヤン)

22・04・2013「木材会館に行ってきました」

先日、とある講習会に参加したのですが、学科の講習場所がなんと新木場の木材会館でした。

以前木場にあった木材会館は、別の講習会で行ったことがありましたが、この新木場の木材会館は4年前2009年には完成していたのですが、行ったことがなく初めての入館。
コンクリートと木材の特徴的なデザインの外観もびっくりしたのですが、それ以上にびっくり感動したのが、内装の素晴らしさ。
タモ材を使用した自動ドアで建物の中に入ると、国内産のヒノキをふんだんに使った内装。
講習会のあった6階にしか行っていないので見どころすべては見ることがませんでしたが、ヒノキのほかにも、国内産のタモ・ナラ・カシ・クルミなどの木材を適材適所に使用しているそうです。
是非そちらも見てみたかった。。。
平日でしたら事前連絡すれば、一般の方でも見学できますので、皆様も是非どうですか?
ちなみにヒノキのよい匂いで気持ち良くリラックスできた為か、講習会は眠気との戦いだったのはここだけの秘密です(笑)。 (文:くりすけ)

15・04・2013「忘れないぞ東北」

東日本大震災から丸二年が過ぎましたね。

大勢の方々がお亡くなりになられました。
二年前の今頃、お客様へお届けする材料と救援物資を積んだトラックで石巻市に行きました。
津波の後の被災地を見た時の衝撃はいまだに忘れられずにいます。
自然の猛威と人間の力の弱さをまざまざと見せつけられました。
そしてその後、現地の人々やボランティアの復興への力強さ見て、人間の強さにも感動しました。
 
先日、仙台市と石巻市と南三陸町に行ってきました。
仙台市の夜は、歌舞伎町にも勝るほどの活気がありました。
石巻市の合板工場は、国産の合板をフル生産しています。
よし、着実に復興へ近づいているぞ…と嬉しくなりましたが、南三陸町を見るといったいどうやったらこの町がかつてのように住民が戻ってこられるようになるのかと気が遠くなりました。
 
帰郷後、お二人の経営者の方にお会いしました。
お一人は女川町復興支援ネットワーク会長をされているほど社会貢献に積極的で、企業は利益があるから社会貢献するのではないとおっしゃいました。
お一人は近畿鉄道系の方で、企業は利益を出し、税金を納めることが最大の社会貢献だとおっしゃいました。
お二人とも大変魅力のあるお方でした。
 
私は、どんな仕事であっても利益が出ているということは社会貢献ができているということだと思います。
利益が多ければ多いほど社会から求められ、社会の役に立っている証拠だと。
営業利益=社会貢献量だと思うのです。
 
私は材木屋として利益をしっかり出しながら、自分の身の丈に合わせた復興への支援を続けていきたと思います。
決して忘れないぞ、東北。 (文:木材バカ四代)

08・04・2013「竹塩歯磨き」

スーパーに歯磨き粉を買いに行った時におもしろい歯磨き粉を見つけました。

箱のパッケージには竹の写真が描かれていて、眩しいぐらい光っていました。
そして大きな字で竹塩と書かれていて、歯茎にも良さそうなので買ってみました。
皆さん竹塩って知っていましたか?
竹塩といえば韓国だ思っていましたが、日本製の竹塩歯磨き粉もあるのですね。
早速使用してみると、あまり塩辛くなくスッキリしていてなかなかいい感じでした。
それでいて歯茎が引き締まりツルツル感もありました。
フッ素、ビタミンEが配合されていて、虫歯予防、歯槽膿漏など歯茎のトラブルにも優れた効果を発揮するそうです。
製造方法もご紹介します。
漢方の重要な薬材である竹と松と黄土を使用します。
竹は容器として、松は燃料として、黄土は焼くための窯として利用されます。


工程は、竹筒の中に天然塩を詰め、黄土で蓋をして、鉄釜の中に入れ、松の薪で竹が燃え尽きるまで焼きます。
それが冷えて固まると、竹のエキスと黄土のミネラルと鉄釜の鉄分を十分に吸収した竹塩が出来るそうです。
これからの季節は緑鮮やかな春の野菜をたっぷり食べ、食べた後は歯茎をきれいにして健康になりましょう。(文:菊ちゃん)

01・04・2013「環太平洋戦略的経済連携協定」

ここ数週間、各メディアでTPPの文字を見聞きしない日はないくらいです。

営業に出た際にお客さんのところでも話題にのぼることが多く、「林業もこれから大変だよね」とよく言われます。
どうもお米と同じように、木材にも高額の関税がかかっているという誤解があるようです。
そのため関税の撤廃により、林業にとても大きな影響があると思われているのです。
実際には、合板や集成材などの一部の商品を除き、1964年に木材の輸入は完全に自由化されています。
政治経済に疎く、協定の内容がどんなものになるかは私は全く分かりません。
ただ全くなんとなくなのですが、あまり大きな影響は林業自体には無いような気がします。
輸入材はこれ以上無いくらい浸透していますし、林業はどこにだしても恥ずかしくない立派な斜陽産業です。
せいぜい影響があるとすれば、公共施設に国産材を使用することを促進する政策が、非関税障壁として槍玉にあげられるかもしれないなぁぐらいしか思いつきません。
まぁ何にしても大きなお話は、政治家の先生やお役人、専門家の方々にお任せしておりますので。
ワタクシのような一庶民は、その行方を見守らせていただきます。(文:ドサンコ)

25・03・2013「しな織りしない」

拙者が入社してから1番慣れ親しんできた材はシナ。

抜型合板には欠かせない材質です。
合板は丸太を剥いて身を使いますが、しな織りは皮を使います。
合板工場としな織り製造は合体できるのでは?
拙者の安易な考えですが…
合板の製造工程はおよそ12工程、しな織りは合板のおよそ倍の工程があるそうです。
合板製造もかなり手間がかかると実感していましたが、それ以上とは驚きました。
山形県鶴岡市にしな織りの里があります。
是非とも行って工程を見てみたいものです。
しな織りの体験としてコースター作りもできるそうです。
不器用な拙者が作ったら完成品の想像がついてしまい、怖い^^;;
行ってはみたいものの、旅行にあてる費用も捻出できない我が家ですから、せめてネットでしな織りの商品を購入しようと思いましたが、止めました。
拙者の毎月のお小遣いでは手がだせない…(兄貴6)

18・03・2013「生まれは北海道」

パークゴルフというスポーツをご存知ですか?

パークゴルフとは、1983年に北海道の幕別町で生まれました。
芝のコースをクラブでボールを打ち合い、カップインするまでの打数を競いあいながら楽しく遊べるスポーツです。
気軽に公園で始まったからパークゴルフと名付けられたそうです。
そのパークゴルフのクラブのヘッドには協会の規定により木材が使われています。
そのクラブを日本で初めて作った会社と弊社は取引関係にあって、日ごろお世話になっています。
先日、パークゴルフ30周年ということで用具のカタログを頂戴しました。
そのカタログを見てびっくりしたのは最高級の30周年記念のクラブ一本のお値段が・・・・最高級なだけあって入門用の10倍くらいのお値段です。
その高級クラブに使われている木材にバーズアイメープルという高級な木材があるのですが、自分が入社したての頃はまだバブルの時でよく聞く名前でした。
(最近は残念ながらめっきり聞かなくなりました…)
バーズアイメープルとはその名の通り、鳥の目のような斑が入った貴重なメープルです。
当時はまだ木材に対して知識がなく、上司が「バーザイ、バーザイ」と言っていてバーザイってどういう意味なんだろうと思っていたことを思い出しました。
このクラブはパークゴルフの愛好家には垂涎のクラブで、いつかはクラウンみたいな憧れなのでしょうね。
(このコピーを知っている人は何人いるでしょうか?)(文:ゴン)

11・03・2013「カシオペア初体験紀行」

先日、旭川に行ってきました。

真冬の旭川は二回目です。
しかも憧れのカシオペアで!
車内は、ほとんど木質が使われてなく少々がっかり。
しかし、北斗星ほどのゆれは感じず、車内サービスは素晴らしかったです。
もう少し内装に木材を使用すれば、もっと車内が和むと思いました。
札幌で電車を乗り継ぎ、旭川駅に20時間ほどで到着。
四代目の新駅舎は、ガラス張りの外壁で内装には木材をふんだんに使用しています。
「木のまち・旭川」〜木の温もりが伝わる駅舎というコンセプトで作られています。
内壁には北海道産のタモ材をふんだんに使用。
改札付近の壁「ピープル・ウォール」には、900×100ぐらいのタモ材が羽目板として使用され、それぞれにローマ字で個人の名前が刻まれています。
その数、一万枚とか。
駅の南側には出入り口がなく、現在駅前広場を造成中。
南側には忠別川が流れ、遠くに大雪山が見えます。
北側の繁華街と、南側の大自然の姿が、ガラスばりの外壁を通してホームから見比べれます。
旭川駅は、日本一綺麗な駅舎だと思います。
今回はもうひとつ面白いところを駅前で発見。
旧今井丸井があったビルの六階にある、もりもりパークです。
子ども向け屋内遊戯場で、木材で作った遊具がいっぱいあります。
すべり台、ミニハウス、ジャングルジム、トンネル、釣り掘りの魚、ぜーんぶ木製です。
なんと、砂場の砂も木製です。
さすが、木工の町旭川だと関心しました。
厳冬の北海道ではこのような屋内遊戯場が各地にあるそうです。
小さい頃から木に触れて、心穏やかな人になるかと、孫の将来が楽しみです。
駅を中心に再開発をしている旭川、楽しみです。(文:Akio)

04・03・2013「木が海を泳ぐ」

唐突ですが、私はどちらかと言うと釣りはあまり好きではありません。



昨年の夏ころだったでしょうか。
「材料見たいんだけど〜」と、大のお得意さまであり、普段からとても親しくお付き合いをさせていただいている釣りと野球が大好きなHさんから連絡をいただきました。
「はい、はい、どうぞ〜」ということで早速当店へお越しいただきました。
「何に使うの〜?」と私。
「釣竿を収納しておく箱というかケースみたいなものを作りたいんですよ〜」とHさん。
「ふ〜ん、なるほど〜」と私。
Hさんは材料を手に取って見ながら「いろいろあるんですね〜!」と迷われておりましたが、そのうち「う〜ん、これがいいなぁ〜」と、決められたのがOSBでした。
「了解〜、来週にでもお届けしま〜す!」
それから数週間後「出来ました〜!」で、早速訪問。
「いや〜おしゃれな感じで、いいじゃないすか〜!」と私。
「釣り仲間からもいくつか注文入ってるんですよ〜!」と、うれしそうに語るHさん。
普段、部屋に置いておくものなので、インテリア性も重視したということです。
また、濡れた釣竿からしたたる水もほどよく吸水してくれる点も「気に入りました」と。
さらに「市販のものは見た目も機能性もあまりよくないものしかないんですよね〜」とも、おっしゃっておりました。
そして、「今度はバルサが欲しい」と、おっしゃるHさん。
なんでも「ルアーを作る」のだそうだ。
魚が釣れるかどうかはすべてルアーの動き方にかかってくるそうです。
市販のルアーは素材はプラスチックのものから、バルサやヒノキ、キリ、ホオなどが使用されているものもあるそうです。
値段は千円から高いものでは1万円くらいするそうです。
素材や形状によって水中での動き方が全然違うらしく、その世界一の軽量感からか「特にバルサは最適!」とされているそうです。
そして、やはり釣り好きな人なら自分の作ったルアーで釣りを楽しみたいと思うのだそうです。
自分の描く理想のイメージどおりの動きをするルアーを作り出すのは、なかなか大変なことのようですが、自作のルアーで大物が釣れた時の感激は格段に違うようです。
いろいろな話を熱く語ってくれたあとに一言「今度、一緒に行きましょうよ!」とHさん。
「すみません、考えときます。」(文:正さん)

25・02・2013「眠れぬ寺の木魚」

先月、近所の菩提寺で父母の法事があり、兄弟が揃いました。

今、お寺の本堂が耐震検査にひっかかり補強工事中でした。
築五十年の木造の本堂が、東日本大震災の影響で被害があったようです。
ご住職は、木の暖かみのある本堂が気に入っているので、残していきたいとおっしゃっていました。
 
仮本堂での法事中、ご住職が御経を読みながらポクポクとリズムをとる、木魚の音が気になりました。
木魚は二匹の魚と龍が争う姿が彫刻されている仏具で、江戸時代に中国から日本に伝わってきたそうです。
木魚に魚の目が彫刻してあるのは、魚は目を閉じずに眠らないので、修行に精進せよ…という意味があるようです。
木魚の素材はクスノキが多く、表面の彫刻作業は職人の腕の見せどころです。
全国で木魚をつくる職人は20人まで減少しているそうですが、お寺関係の方々には精魂込めてつくられた木魚を末永く愛用していただきたいと思います。
一般の人はあまりお持ちではないでしょうが…。(文:バタヤン)

18・02・2013「店頭販売、始めました〜♪」

「冷やし中華、始めました〜♪」よろしく「店頭販売、始めました〜♪」


材木屋は卸売業というイメージが強いらしく、一般の人々は直接は買えないと思っている方々が多いようです。
あるいは、お店に入りづらくて買いづらいと思われていたり…。
実際はそんなことはなく小売もしている材木屋さんは多いのですが、何だか小売に慣れていない厳つい面々が歓迎しないムードをかもし出しているんですよね。
材木屋って、古い体質がまだまだ残っています。
新しく材木屋が開業…なんて話は全く聞かず、年々廃業が増えている斜陽産業の一つですから。
この古い体質を内側から変えていくのって、結構大変ですが、変えていかないと生き残っていけません。
 
当店はいわゆる材木屋っぽくない材木屋ではありますが、さらに材木屋っぽくならないように、商品にPOPをつけてみました。
POPがビロロロ〜ンっと風にたなびいています。
付け方や大きさ、表現方法は改善の余地ありですが、まずは第一歩。
冷やし中華の味を研究して、販売開始が季節はずれの冬になってしまうというあの歌と同じようにならないよう、まずはやってみる。
そんな感じです。(文:木材バカ四代)

09・02・2013「誰も知らない夜の薪割り」

先日湖の近くの山の中にある友人の実家に行きました。


ここは経営難か何かで潰れたキャンプ施設だったところを買い取った自然に囲まれた施設。
2月下旬とかには花粉症のワタクシはつらいスギに囲まれた場所です(笑)。

さて、この前行ったときはスギの間伐を手伝ったのですが、今回は薪割りのお手伝いをすることになりました。
この家の暖房は100パーセント薪です。
そのため薪割りは大事な作業。
早速、斧を手渡され薪割りスタート。
日中の限られた時間で効率よく数を増やすために、先ずは木材を選別しました。
薪に向いている木材はミズナラなどですが、今回は周りに生えているスギを使用。

割れの入っていそうな十分に乾燥している木を選んでいき、斧がささって抜けなくなりそうな節がありそうな木は除けて、チェーンソーでカットすることにしました。
木の素性・木目を読んで亀裂に沿って斧で割るのが薪割の基本。
初心者のワタクシに対してこの家の主である友人の父親は、「おー。割るのが上手いなあ。慣れてるなあ、さすが木材屋だけある」と称賛していただけました。
普段の仕事業務で薪割りとかはしないのですけど、うれしかったです。
もちろん初心者のワタクシを発奮させるためのやさしいコメントでしたが、称賛されたので調子にのり、相当な筋肉痛になるまで頑張ってしまいました。
なかなか大変な作業でしたが、楽しい経験ができて有意義な一日でした。(文:くりすけ)

04・02・2013「あぁ公衆電話機」

今年の初詣は西新井大師に行って来ました。

お参りを済ませたので食事をと思い、お店を探していました時に珍しいものを見つけました。
それは新しい商店街の片隅に置いてありました。
思わず写真を撮ってみたくなるような、木目調がおしゃれな高級感あふれたレトロな木製電話機でした。
よく見るとプッシュホン式の公衆電話のようでした。
帰ってきてから分かった事なのですが、この公衆電話は鹿鳴館という機種の電話機で、あまり見かける事が無いそうです。
実は国産電話機では最古のデルビル電話機をモデルに、公衆電話として限定で作られた物でした。
因みにデルビル電話機の函はクルミ材、又は桜材だそうです。
クルミの木材は欧米ではウォールナットと呼ばれ、色合いがとても綺麗なので古くから高級家具や工芸用材、楽器などにも利用されています。
現在は携帯電話を持つのが当たり前の時代になって、外出先で公衆電話を利用する事など滅多になくなりましたが、古き良き時代の気持ちを込めて作られた物を消し去ることなく、後世に残し、現代を生きる人々に木の温もりで癒されてほしいと願います。(文:菊ちゃん)

28・01・2013「クララのライラック」

年末年始、北海道に帰省していました。


例年、帰省しても人混みが嫌いなので、札幌市中心街には全く行かないのですが、今年は野暮用のため、嫌々ながら行きました。
どうせ来たのだからと、狸小路にある改造制服を売っていた店や、初めて大当たりを出したパチンコ屋や紀伊國屋書店など、思い出深いところを巡り、最後に大通公園に行きました。
雪祭りの準備中なのか、公園内はブルドーザーが数台作業をしていたり、観光客が雪で遊んでいたりしていました。
大通公園は札幌雪祭りだけでなく、(あまりメジャ-ではないですが)5月には札幌ライラック祭りの会場にもなります。
大通公園にはライラックの木が約400本近くありますし、白石区の川下公園には、世界中のライラックを集めた「ライラックの森」があるのです。
大通公園だけでなく、札幌市内で公園の木として一般的に植えられており、札幌市の木として指定されています。
そのためか、北海道にはもともとライラックがあったと思っている人もいるくらいです。
実際は、北星学園の創始者である米国人宣教師サラ・クララ・スミス女史がアメリカから持ち込んだのが発祥です。
その後、寒さに強いといわれるライラックは、まさに北国向きだったのか、札幌を中心に広まりました。
五月、ライラックの花が咲くと、札幌市民は夏の到来を感じるのです。(文:ドサンコ)


21・01・2013「お正月と松竹梅」

お正月に街にでると〆飾りは見ますが、門松はめったにお目にかからなくなりました。


年々門松にお目にかからないのは気のせい?それとも時代の流れ?理由は分かりません。
さて、両方に使われている松竹梅は誰もが知っているおめでたい物の象徴となっています。
松は不老長寿につながり、竹は清浄であり冬の時期に緑を保ち、梅は冬の時期に花を咲かせるのでこう呼ばれるようになったそうです。
また、植物学的には裸子、単子、双子の植物三界の代表となっているそうです。
松竹梅が植物三界の代表の代表とは知りませんでした。
 
よくお寿司のメニューに松竹梅は使われています。
松が最上級でついで竹、梅の順になっていますね。
これは文字の並び順でつけられているだけで実際の松竹梅はどれも平等であり優劣はないそうです。
平等であれば文字の順番を並べ変えても問題ないと思いますが、とても読みづらい。
松竹梅の順番があたりまえと認識しているからでしょうか?
この並び順を考えた人に何故この順番になったのか聞いてみたくなりました。(兄貴6)

12・01・2013「あぁ入試問題」

先日、社内の勉強会で「木材の流通の現状」について勉強しました。


その中で、逗子開成中学校の入試問題の下りがあったのですが、皆さんは正解できますか?
問題です。
「日本の森林面積はほぼ横ばいで、大きな増減はありません。
ただし森林面積の内訳を1966年と2007年を比べてもみると、人工林の割合が増えていることが分かります。
森林蓄積は年々増えています。
特に人工林の森林蓄積が増えており、使える木材はどんどん増えているということです。
これは収穫の時期を迎えながら、伐採されない木がたくさんあるということです。
このようなことがどうして起こったのかグラフをもとに考え説明しなさい。」
 
グラフは、年々減ってきている林業従事者数、用材の供給先のグラフがありました。
この問題を中学の入試で考えた子供たちには頭が下がる思いです。
解答例としては、輸入材が大量に輸入されるようになる一方で国産材の消費や需要が落ち込んでいる。

また、かつては数多くいた林業従事者が年々減少して、収穫時期を迎えながら伐採されない木が増えてしまった・・・ということです。
この問題を考えた子供たちが少しでも日本の林業の危機を救ってくれる大人になってほしいと思います。
それから、新政権が発足しましたが、政治家の皆さんには日本の第一次産業にも目を向けた政策をお願いしたいと切にお願いします。
その他にも、私たちの仲間である東京都の木材卸売業者の数が減っていることや住宅着工数が減っていることなどいろいろ勉強しましたが、あまり明るい話題ではありませんでした。
しかし、この厳しい時代を乗り越えていこうと気持ちを新たにできた勉強会になりました。(文:ゴン)

05・01・2013「明けましておめでとうございます」

新年 明けましておめでとうございます。
平成25年、2013年の始まりです。
今年はいったいどんな年になるのでしょうか。
今年の年末に、皆様と一緒にいい年だったな…と言えるといいですね。
 
今年は創業百八年になる年です。
百八って、なんだか区切りのようですし、目出度い数字のようです。
ドンドン生産性を上げて、コツコツと働き、ニコニコ楽しみながら仕事します。
皆様のお役に立てるよう、うちから買ってよかったと思われるよう、より一層精進いたしますので、本年もよろしくお願いいたします。(木材バカ四代)