1. ホーム
  2. コラムバックナンバー2009
コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第267話 「牛にパンチ!」 第292話 「木炭」
第268話 「七草」 第293話 「GoogleやYahoo」
第269話 「懐かしい羽根突き」 第294話 「下駄」
第270話 「TVゲームから」 第295話 「業界内交流会にて」
第271話 「イチョウのまな板」 第296話 「新木場木材会館」
第272話 「カカオの木」 第297話 「江戸東京たてもの園」
第273話 「来てます!ホントのエコ運動」 第298話 「昔からエコ蚊?」
第274話 「青春18切符」 第299話 「しなの合板」
第275話 「ブナ」 第300話 「昔のエネルギー」
第276話 「桐がグッズに」 第301話 「季節の変わり目」
第277話 「ネーミング」 第302話 「新三郷」
第278話 「パーチクルボードは重い」 第303話 「この木なんの木けやきの木」
第279話 「青森ヒバ」 第304話 「ゴムの木」
第280話 「満開の桜の木の下で」 第305話 「新オフィス」
第281話 「スギ違い」 第306話 「フォークギター」
第282話 「丸裸の杉」 第307話 「8人のかわいい木たちと旧家屋」
第283話 「ボーリングの床」 第308話 「紅葉と落葉」
第284話 「イチロー世界新ピンチ!」 第309話 「再び江戸東京たてもの園」
第285話 「日曜大工」 第310話 「森が流行かと思ったら」
第286話 「グリーンカーテン」 第311話 「焼杉」
第287話 「引き戸が人気」 第312話 「包丁一本」
第288話 「で、いくらだっけ?」 第313話 「大仏は木造だった?」
第289話 「白蟻に気をつけて」 第314話 「大鳥居とクスノキ」
第290話 「その場に映える木」 第315話 「大黒様」
第291話 「懐かしい竹の団扇」    


28・12・2009 「大黒様」

あっという間の一年でした。

あっという間に一年は過ぎていきますが、当然のごとくワタシは年を取っていくわけで、年々体力は衰えていきます。
最近特に免疫力が弱っているようで、11月にひいた風邪がいまだに治っておりません。
世の中はワタシの体力以上に激変しています。
世の中と自分の体力はどんどん変わっていくのに、自分の頭の中と能力だけは一年前と同じだと、ちょっとやばいかも。
能力を高めていかなくちゃな…とあせっちゃいます。
 
世の中大不況といわれていますが、松下幸之助さんの不況克服の心得にこんな言葉があります。
「外部環境の変化に対する敏感な対応は、お互いの意思が縦横に通い合う風通しの良い組織があってこそ可能になる。」

うちの会社は今年、とある組織変更をし、風通しの良い組織ができつつあると思います。
実はこのプランはワタシの中にずっとあったものです。
場当たり的に行ったことではありません。
念じていれば思いは叶っていくものです。
来年はさらに徹底していき、シンプルな組織をつくっていきます。
 
なにはともあれ、一年間ありがとうございました。
来年はぐっとぐっと良い年にしましょう。(文:木材バカ四代)
21・12・2009 「大鳥居とクスノキ」

先日、友人と共に車で1泊2日の強行スケジュールで広島に行ってきました。

広島への目的は、安芸の宮島にある厳島神社です。
あの大鳥居を是非この目で見たい。
片道11時間の車移動でしたが、運よく丁度引き潮の時間に厳島神社に到着しました。
なんとあの大鳥居を直接触れることができました。
近くでみるとやはり立派。感動しました。
 
ところで厳島神社の大鳥居は“クスノキ”で造られています。
あまり身近なところでは使われる木ではなく、あえていえばお坊さんの木魚が、このクスノキで作られていることが多いそうです。
あと、当店の木の球はクスノキのものもありますよ。
クスノキの特徴は、独特な強い匂いがあり、クスノキの木材や葉から樟脳油を採取して防虫剤の原料などに使われています。
クスノキは、木材ですけど、主な利用目的が、木材そのものよりも、防虫剤の原料となる樟脳油を採取するために利用されているという、ちょっと変わった木なんです。
 
最近は“イチョウ”とか“プラタナス”とかが主ですが、昔から街路樹で使われている木ですので、いままでにクスノキを見ることはありました。
あのクスノキが、鳥居になったのかと思うと急にクスノキに愛着がわきますね。
私は匂いが好きではないので、近づきはしませんが(笑)。(文:くりすけ)

14・12・2009 「大仏は木造だった?」

早いもので、2009年も残りあとわずか。

12月は一年の締めくくりの月です。
あわただしいですが、活気がありますね。
イルミネーションもあちらこちらで見られて素敵です。
 
ところで先日、私は鎌倉を散策して来ました。
紅葉がとてもきれいで感動しました。
自然のイルミネーションでした。
最初に富岡八幡宮の1000年の大きな銀杏を見て、次に長谷寺まで歩きました。
そこのお寺にも木が沢山あり、紅葉が美しく、素晴らしかったです。
そこから銭洗弁天宇賀福神社へ行き、お金を霊水で洗いました。
(増えたらいいなぁ〜)
最後に高徳院の鎌倉大仏を見ることにしました。
小学校の遠足で来て以来、2度目ですがさすがに大仏は大きく感じました。
 
「この大仏様は最初木造で作られたのよね・・・・」という声が聞こえてきました。
その声にびっくりの私は、その人に「すみません、その話、もっと聞かせてください。」と言う勇気はなく、家へ帰り調べてみました。
「最初に造られた鎌倉の大仏は木造であった」という説があるようです。
その大仏は現在の大仏のように鋳造するために型用に作られたのではないか…と言われているそうです。
もしそうなら、膨大な数の木材と多くの人の関わりによって大仏は造られたのでしょうね。。
人の力も合わせると素晴らしいものが出来るものです。
今でも大仏の周りには沢山の人が集まってきます。
皆さん、木造の大仏を想像してみませんか?
現在のものよりも大きかったそうですよ。
その大仏も現在の大仏も多くの人に親しまれたことでしょう。
歴史を感じます。
その日一日、自然と木と大仏に癒された一時でした。(文:菊ちゃん)

08・12・2009 「包丁一本」

先日我が家の包丁を買いに出かけました。

ここで、またしても変なこだわりをしてしまいました。
そのこだわりとは、包丁の握り手の部分であり、自分としては、白木の握り手にしたかったのです。
しかし、家庭用の包丁には白木の握りがまず無いと言われてしまい、残念ながら、断念せざる負えなく、ごく普通の握り手になってしまいました。
「包丁を買いに来たら、まずは刃物からこだわるのが普通だ」と連れから一言言われ、そこからは刃物部分の選別に入りました。
現在まで使用していたのが、鋼とステンレスの合わせた物、その包丁が何十年と言う年月を経てとうとう切れなくなり、今回買い替えに踏み切ったのです。
現在、包丁の主流なのが、セラミックやステンレスなのだそうですが、あえて今度はここにこだわって見て、なんと一番手間のかかる、鋼の包丁に決めてしまいました。
鋼は、すぐに錆が出てきてしまうので、手入れと共に、研がなくてはならず、おまけに砥石まで買ってしまいました。
この包丁に白木の握りが付いてさえいれば、ベストなのにと最後まで言っていたら、「使うのは誰」と言われてしまった私なのでした。(COMBATO)
30・11・2009 「焼杉」

以前私が読んだ小説の一説でこんなものがありました。

「お前は大根だ。大根は屋台のおでん屋なら一個50円でしかない。
けど銀座の田楽刺し屋に行けば高級食材だ」
見方が変わると、価値が変わるということをつたえる一説だったのですが、最近そんなことを感じたというのが今回の話です。
今月新聞を読んでいたところ、ドイツの超省エネ住宅基準『パッシブ基準』を受けた初めての家が、日本で建築中という記事が載っていました。
その家の外壁に、日本の伝統技術である焼杉(杉板の表面をあらかじめ焼き、炭化させることで、耐火性と耐久性が高まる)が使われているとのこと。
なんでも、パッシブ基準はとても厳しい基準なのだそうです。
 
1、住宅の性能として年間冷暖房負荷がそれぞれ15kwh/?以下
2、家電を含めた暖房・給湯・換気・照明に要する一次エネルギーが120kwh/?以下
3、気密性能として50パスカルの加圧時の漏気回数が0.6回以下
 
という私にはよく意味のわからない難しい基準を達成しなければならないそうです。
そんな凄い基準を達成するのに役立った焼杉ですが、困ったことに、今の日本の建築基準では、焼杉を使うと保険料が高くなってしまうようです。
どちらが屋台のおでん屋か銀座の田楽刺し屋かはわかりませんが、よって立つところによって価値って本当に変わるのだなと思いました。(文:ドサンコ)

25・11・2009 「森が流行かと思ったら」

先日ラジオを聴いていたら、森ガールという言葉が耳にとびこんできました。

どうやら最近流行っているらしいのです。
材木屋で働く吾輩は、週末に森に出かけてまったりと1日を過ごす女性のことか?または森をこよなく愛し、森を守る活動をしている女性なのかと思っていたのですが、違いました。
森ガールとは森にいそうなファッションをしている女性のことだったのです。
さっそく休日の日に某大型ショッピングモールに出かけて女性服売り場を見てきましたら、やはり流行っているようであちこちに展示してありました。
写真は森ガールの服をメインに売っていたお店のものです。
吾輩としては、服装だけでなく実際に森に遊びに行って森の木々たちと触れ合って木の良さを感じてくれたらなと思います。
そのうち森で森ガールと森ボーイが合コンするなんてこともあるかも?ありえないか(笑)
もちろん森を破壊するような行為は絶対してはいけませんが…。
森ガールに対抗して、全身全て木でできた物を身に着けるウッドボーイでも作ろうかなどと考えてしいました。(文:兄貴6)

16・11・2009 「再び江戸東京たてもの園」

また行ってきましたー!

どこへって?
それはちょっと前にこのコラムでも紹介した、東京都小金井市の小金井公園の中にある「江戸東京たてもの園」です。
この園は7haを擁する敷地に様々な歴史的建物が移築、復元されています。
その中でも西ゾーンにある三井財閥の三井八郎右衛門邸は当時の贅が尽くされたと思われる造りで一見の価値があると思います。
蔵の梁には圧倒されますよ。
のんびりじっくり見学していたら最初は面白がっていた息子もだんだん飽きてきたので東ゾーンへ向かって歩いて行くと、昔懐かしいボンネットバスと都電が展示してあり、息子も興味津津。
ちょっと機嫌が直ったところで東ゾーンへ。
こちらは商家や下町の町並みが再現されていて、中には千と千尋の神隠しのモデルになった銭湯がありアニメ好きの子供もちょっと興奮していました。
当たり前の話かもしれませんが、昔は「木」が主役で建物が造られていて材木屋さんが今よりも活躍していたのだろうなぁ。
など思いながら良い休日を過ごした父子でした。(文:ゴン)
12・11・2009 「紅葉と落葉」

朝晩が少し涼しくなって来ると、北の方から紅葉の話が聞こえてきます。

9月初旬に北海道の大雪山に行ったところ、山の上の方では紅葉が始まっていました。
紅葉は、落葉樹の葉が寒さの為に光合成を止め、落葉するまでプロセスを言います。
植物の葉は緑の色素(クロロフィル)、赤の色素(カロチノイド)、黄色の色素(キサンフィル)等をいろいろな割合で持っています。
普段は光合成の働きをするクロロフィル=葉緑素が、圧倒的に多いのですが、秋になるとクロロフィルは分解され緑色が消えます。
そしてカロチノイド、キサントフィルが葉の表面に現れてきます。
つまり紅葉とは葉の色が変わるのではなく、単に緑色が消えることなのです。
黄色くなるか、赤くなるかは、その植物の持っている色素の量の違いです。
今頃は紅葉も里に下りており、道端の樹木も黄色くなっています。
昔、京都の紅葉の名所に行きましたが、渋滞と人ごみで非常に疲れましたが、モミジの鮮やかな紅色は思い出に残っています。
 
自然界では無駄なく生きたものしか生き残れません。
植物も無駄なエネルギーを消費しないよう(落葉)進化してきました。
弊社の浦安営業所は10月10日に営業事務機能を浅草営業所と統合しましたが、これもこれからの冬の時代に無駄なエネルギーを使わず、来るべき春に備えエネルギーを蓄えるためだと思っています。

春の姿図も、徐々に思い描かれて来ています。
こう御期待ください。(今年の浦安のモミジはまだ紅くない)(文:Akio)
02・11・2009 「8人のかわいい木たちと旧家屋」

「それ」に出会ったとき思わず叫んでおりました。

「キャ〜かわいい〜!!」と。
思わず抱きしめたくなりましたが、周りの視線がその気持ちを収めてくれました。(笑)
「それ」とは右の写真にある「7人のこびとたち」ならぬ「8人のかわいい木材たち」です。
まるで、背丈も胴回りもほとんど同じ幼稚園の子供達が手をつないでいるかのようでしょ〜!!
お揃いの洋服を着てと思いきや、それぞれみんな違う洋服(樹皮)を着ていました。
左から順にスギくん、クリちゃん、ヒバくん、ケヤキちゃん、ナラくん、キリちゃん、ブナくん、トチちゃん。
ワタシも材木屋で働いているとはいえ、普段なかなかお会いすることはありません。
さらに洋服(樹皮)を着ている状態など初めての子(木)たちも。
みんな@合板(http://www.gouhan.net/)に入園させたいくらいですぅ〜。
出会ったところは出張最後に立ち寄った宮城県にある国営「みちのく杜の湖畔公園」。
広大な敷地の中をいろいろな広場で区分けしておりまして、花や芝生や水など全部で10以上はあったような気がします。
そのなかのひとつ「ふるさと村」に彼らはいたのですが、ここは東北地方の昔の家屋が再現されているエリアでして、そこで使用されている樹種が紹介されていたのでした。
遠野や会津、月山などの旧家屋をたっぷりと拝見して参りました。
ま〜どの建物も今では考えられないほどのぶっとい柱や梁が使われており、川の近くに建っていたと思わしき2階建ての家などは、たびたび起こる川の氾濫に備えて家具や食料などをすぐに2階にあげられるように、2階の床板の一部がはずせるように出来ていたりとか、あっちゃこっちゃの家屋で「う〜ん、へ〜、なるほど〜」と、連発しちゃいました。
とにかくホントに広い公園なので、とてもとても全部はまわりきれませんでした。
「こういう勉強もたまには必要だな〜また今度こよっと!」と、心に決めその場をあとにしました。
あっ、社長!もちろん仕事はちゃんとしてますから〜(>_<) (文:正さん)

27・10・2009 「フォークギター」

秋が来ると、各地で運動会や地域のイベントなどが行われ、休日に外に出掛ける人が目立ちますね。

先日の休みの日に私は、外に出かけずに家の納戸の中を整理していたら、古いアルバムとフォークギターが出てきました。
アルバムを開けて見ると、私の若い頃の写真を見て、大変ビックリ、スリムで驚きました。
今は、メタボで醜いスタイルになって中年のオジサン丸出し。
「やせよう!」

もう一つは、懐かしい古いフォークギターが置いてありました。
当時12000円でフォークギターを買ってきて、まねごと見たいに弾いていました。
今から34年前フォークソングが流行ってはやっていた頃、吉田拓郎、井上揚水、かぐや姫など他にも色々いまして、レコードを買ってきてよく聞いていました。
たまには、友人と渋谷のジャンジャンに行って、コンサートを聞きに行った事も懐かしい想い出です。
フォークギターの話しですが、吉田拓郎さんの愛用しているフォークギターは,最高級のギブソンギターで、ギターを弾いている人は憧れる楽器です。
フォークギターの素材は、広葉樹の中でブラジリアンローズウッド「ハカランダ」、マホガニ、メープルなど楽器材が使われています。
弦楽器は、自然の木を天然乾燥した良い材料から作られ、湿度、温度など呼吸しながら調節して、美しい音が出るのです。
本当に木は、素晴らしい。
楽器材ではなく、他にも建築材、建具、家具など、いろんな使い道がある地球に優しい素材なのです。(文:バタヤン)
19・10・2009 「新オフィス」

日本全国で材木屋の数はいくつあるのでしょうか。

この不況の影響もあって、年々減っているのは確かです。
材木屋といってもいろんな形態がありますが、弊社は他にない、不二の材木屋になりたいと常に思っています。
既に抜型用合板を主流にしている点で特殊な材木屋ですが、もっともっと特殊になりたい。
他にも既に特殊な点をいくつか挙げてみると…
計画伐採、計画植林をしている木からつくった木質材料専門ネットショップ(エコモク)。
木材のプロと雑貨好きの主婦による木製雑貨専門ネットショップ(comoku)。
オーダーメイドで樹種を選べる世界初のオーダーメイド合板専門ネットショップ(@合板)。
今後、特殊な点を目指す計画中のものがいくつかあります。
最終形は、「木を売らない日本初の材木屋」?
とにかく、「木の新しいカタチをお届けし、木の魅力を分かりやすくお伝えし、このギスギスした社会の中で、共にホッを感じ合う」ことが目的です。
あっ、先日もう一つの特殊ができました。
材木屋とは思えないオフィスへのリニューアルです。
見所がいろいろありますので、ぜひお越しください。
お待ちしております。(文:木材バカ四代)
13・10・2009 「ゴムの木」

当社が先日リフォーム致しまして、デスクが弊社で販売している集成材を使った素晴らしいものになりました。

皆それぞれ好きな素材を選んで良いということでしたので、ワタクシはゴムを選びました。
当社の集成材の中で非常に問い合わせの多いので、気になる素材でした。
ゴムと聞くと観葉植物の“インドゴムの木”を想像しがちですが、マレーシアなどが原産の“パラゴムノキ”からゴムの集成材は作られています。
最近のTVのCMで、マレーシアのゴムの木が放映されています。
http://www.kubota.co.jp/ad-info/tv_cm/index.html
こういうCMを見ると、木は人間の生活に欠かせない大事なパートナーなんだと再度強く思ってしまいます。
みなさんもゴムなどの集成材を使ったテーブルはいかがですか?(文:くりすけ)

05・10・2009 「この木なんの木けやきの木」

いよいよ秋本番ですね。

朝晩はかなり涼しくなり、又、天高く馬肥ゆる秋とも言われています。
皆さんはどんな秋を満喫しますか?
食欲の秋!読書の秋!スポーツの秋!私は秋の休日にウォーキングをしてみました。
家から住宅街を避けて土手のある方向へ向かい、自然の風景を楽しみながら歩いてみました。
緑が多く、空気も爽やかでした。
木のお陰ですね。
土手を降りてみるとお寺があり、そのお寺は通称木根川薬師と言われていて、あまり知られてはいませんが、徳川家の祈願所として繁栄された立派なお寺だそうです。
徳川家光のお手植えの松があり、その少し離れた所には素晴らしい大きな木がありました。
「この木なんの木♪」と口ずさんでそばまで行ってみたら、1950年に植えられたケヤキでした。
ケヤキの成長は早く、病気や虫にも強いので街路樹や公園、色々な所に使われています。
ケヤキは硬く、耐湿・耐久性に優れている為、建築、家具材、カウンター、楽器などに広く利用されています。
ケヤキはニレ科の落葉高木なので、美しく紅葉した後、冬には葉が落ちます。
でも今は、新緑で生命力を感じ、パワーを頂いた一時でした。
皆さんも木を見て心豊かな気分を味わってみませんか?(文:菊ちゃん)

28・09・2009 「新三郷」

私の住んでいる埼玉県三郷市が開発が進んで様変わりしています。

特にJR武蔵野線の新三郷駅周辺は武蔵野操車場があったことで広い土地もあり景色が一変しました。
世界展開している家具店である「IKEA」に始まり、アメリカの会員制ストアーの「コストコ」に続き、つい先日には「ららぽーと」がオープンしました。
その中にはニトリやラウンドワンなど様々な店舗が入っていて一日ショッピングが楽しめるようになりました。
あまり知られてはいないとは思いますが、昔は上下線の駅のホームが日本で一番離れている駅だった新三郷がこんな街になるなんて、住んでいる自分も想像できませんでした。
木材を扱う人間としてはIKEAやニトリには興味があるので早速出かけてきましたがちょっとショックをうけました。
それは商品の値段です。
安いとは聞いていましたが、これほどとは…

消費者にとっては安いのは良いのですが、これが生産者の立場であれば素直に喜べないなぁと我が社のお客様である木工やさんの事が頭をよぎったからです。
これだけの規模には太刀打ちはなかなかできないけど少しでも協力していこうと改めて思った休日になりました。
ちなみにお出かけには電車をお勧めしますよ。
息子がお世話になっている野球チームの移動に普段は5分で行けるところが1時間近くかかったそうで、それほどの渋滞にはまるかもしれませんから…
周辺の道路整備が早急にされることを願います。(文:ゴン)

15・09・2009 「季節の変わり目」

朝晩と、めっきり秋らしさが漂える季節になって来ましたね。

秋の果物に名を上げられるのが柿ですが、我が営業所にも柿木が二本存在しています。
一本は数年前から実を付ける事も無くなりましたが、もう一本は今も実を付け続けています。
今年は冷夏だったのか、実の熟すのが例年よりも、半月ぐらい早いようです。
毎年この熟した柿を待ちわびている方がいます。
野鳥と我社へ定期的に来る問屋の運転手です。
「今年は、熟すのが早そうだな」と言いつつ、「今度配達の時には良さそうだ」と言い帰りましたが、その今度に日にちが掛かってしまうのが、100年に一度と言われている不況。
中々配達に来ることが出来ず、毎日のように様子を伺える野鳥には勝てず、すでに熟れている実を数十羽もの野鳥が啄ばみ、柿の木の下には種だけが落とされている状態の中、やっと先日やってきました。
来社して早々柿木を眺め、大分減ったなと呟き、荷を降ろすと、早速柿の実を切ってかぶりと齧ると、甘いと呟き、数個持ち帰って行ったのは言うまでもありません。
私も数年前に一緒に食べてみましたが、是が又、以外に甘くて美味しかったのを覚えています。
営業所の中に居て、春には桜、秋には柿木と季節の変わり目を教えてくれる、営業所の木々たちに癒されながら、日々仕事に励んでいる(本当に?)私なのでした。
皆さんも近くの木を観察していると、癒されるかも知れませんよ。(文:COMBATTO)

08・09・2009 「昔のエネルギー」

昔といっても、かなり昔の江戸時代のことです。
当時のエネルギーとしては、燃料として、薪と炭が主でした。
森林は生活に欠かせない、薪炭の供給源でした。
クヌギやコナラなどからなる、広葉樹の多い雑木林が必要でした。
農家が畑の堆肥用に落ち葉を集めるために、木を植えた雑木林ができました。
今でいう、人工林ですね。
ある程度の量の葉がとれるまでには、時間がかかります。
この木が、薪炭用に伐採できるまでには、20年ぐらいの時間が必要です。
江戸時代の町では、薪炭の需要が多く、そのため林業が盛んになりました。
野原が人工の雑木林に変わりました。
昔の人の知恵でしょうか、薪用に木を切るときには、地面から1mぐらいで伐採します。
すると翌年には、切った横から芽が出て、再び成長します。
これでこの木は、何回も利用できます。
人工林の雑木を切って、薪炭にするのは、エネルギーの再利用になります。
この雑木林は、太陽エネルギーで成長して、新たなCO2を発生させません。
いわば、循環型のエネルギー自動供給装置が、雑木林だったのです。
でも、この大事な雑木林もだんだん減っています。
今の時代では、宅地用に造成して家が建てられています。
私ども木を商売にしている、材木屋としては、新築の家が建つことはうれしいことです。
それは、もちろん材料が売れるからです。
でも、自然を大切するという点では、昔に戻るのが良いでしょうか。
みなさんは、どう思われますか。(文:イマイちゃん)

31・08・2009 「しなの合板」

ウチでは、しなの木の合板を小売しています。


去年から、@合板という合板専門のサイトができてからは、一般のお客様から合板のお問い合わせがくることも増えました。
そういったお問い合わせのお電話の中で、たまに誤解をされているかたがいます。
「しな合板」と口にすると、「ああ、中国の合板なのですね!」といわれるのです。
たしかに弊社では中国製の合板も一部で扱っています。
が、大部分が国産です。
国産万歳です。
しな合板に使われているのは、しなの木という木の名前であり、中国のことではありません。
ちなみに語源の説はいくつかあり、科野(しなの)地方、今の長野県に多く生えていたことから、“しなの”の木→しなの木という風に変化していったという説。

縛る・括るという意味のアイヌ語である「シナ(シナシナ)」から来たと言う説、またはしなの木の樹皮が“しなしな”していたという、何と擬音から来ていたという説もあります。
しなの木は、木目もまっすぐで肌理も細かく、加工もしやすい木です。
その合板のこぐちの美しさは、ホワイトバーチ合板にも負けていないと私は思っています。
ご興味あるかたは、下記アドレスからウチへご連絡ください。 (文:ドサンコ)

24・08・2009 「昔からエコ蚊?」

今年の夏はスッキリとしない日が多いですが、それでも蚊はあちこちに沢山います。


現在では電気や電池式の蚊を退治する商品が数多くありますが、昔ながらの蚊取り線香の原材料は何かご存知ですか?
知っている人もいると思いますが、大鋸屑、糊はタブの木、殺虫成分は除虫菊のガク(現在は化学成分が多い)なのです。
大鋸屑を使っていたなんて現在から考えるとエコだと思いませんか!!
私的には昔からエコな物を使用して作っていたのだと思い驚きです。
糊に使用されるタブの木は楠木科タブノキ属の常緑高木で、日本では東北地方から九州、沖縄に分布特に海岸近くに多く神社の鎮守の森に大木として育っており、横浜開港資料館にあるものは有名であります。
タブの木は枝や葉に粘液が多く、これを乾燥させ粉にして粘着材として蚊取り線香に使用しているのです。
緑の色は染料でそめています。

また、お盆にお墓参りに行き、お線香をあげた人もいると思いますが、お線香も原材料はほぼ同じだそうです。
実家では蚊取り線香を使用しているのですが、我が家では電気式を使用しています。
今後は蚊取り線香を使用してみようかな〜
最近では昔ながらの除虫菊を使用した天然成分の蚊取り線香が販売されているそうですし。(文:兄貴6)

17・08・2009 「江戸東京たてもの園」

先日、取引先との親睦旅行で「江戸東京たてもの園」へ行ってきました。


東京都小金井市の小金井公園の中にある施設です。
仕事で目の前の五日市街道はよく車で走っているのですが、このような施設があることは知りませんでした。
この施設は平成5年に江戸東京博物館の分館として建設され、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示して次代に継承することを目指しているそうです。
当日はボランティアのガイドさんの説明を聞きながら園内を巡ったのですが、様々な建物が展示されていてどれも当時の様子を物語る貴重な資料であり、ガイドさんの説明も丁寧で勉強になりました。
その中でも、三井財閥の明治7年に建てられたという土蔵のケヤキの梁の大きさには圧倒されました。
今では探してもなかなか手に入らないでしょうね。
それから園内には千と千尋の神隠しのモデルとなった銭湯があったり、2・26事件の現場になった高橋是清邸があったりで、東京都はもっとPRすればよいのにと思わせるほどかなり充実した施設でしたよ。
今回はあまり見学する時間がなく、のんびり出来なかったので、次回は子供を連れて一日かけて見学したいなと思いました。(文:ゴン)

04・08・2009 「新木場木材会館」

先日、新木場の駅前にできた新木材会館見学会に行ってきました。

 
外壁に、檜の角材でコンクリートと鉄の構造躯体を覆い、ちょっと変わった建物です。
「木材は燃える」という既成概念に挑戦した建築物です。
もし火災が発生しても、燃え広がらない、建物が安全、という工夫をしています。
この会館の建築には檜を中心に、1.000立方メートル以上の国産材を、内装、外装、構造材に使用しているそうです。
中に入っても、木材をふんだんに使っており、木の香りが漂っています。
圧巻は、最上階のホールです。
ホールの屋根を支えるのは、檜の12センチ角で組まれた巨大な大梁です。
伝統の「追掛大栓継手」という工法で、木と木を組み合わせ、木と木のめり込みにより、木と木が互いに力を合わせて強度を発揮しています。
又、ホール西側のテラスもステキです。
海の向こうに、都心の高層ビル街が一望でき、爽快です。
東京木材問屋組合様の、木材需要拡大の決意を感じさせるラウンドマークだ、と思いました。
今後、使用した木材の割れ、退色がどのように変化するか興味深く見て行きたいと思います。(文:Akio)

28・07・2009 「業界内交流会にて 」

抜型業界の交流会に参加してきました。


抜型工業会の代表の方々とその資材供給メーカー数社との合同懇談会です。
この会合は毎年行われているのですが、今年はこの未曾有の大不況の中ということで、どれだけ暗い内容になるのかと、かなり憂鬱な気持ちで向かったのですが、いざ始まってみると、いやいやみなさん元気で元気で驚いてしまいました。
みなさん業績は確かに落ち込んではいるものの、気持ちは全く落ち込んではおらず、前向きなお話や意見をたくさん聞かせていただいて参りました。
抜型用合板供給メーカーとして唯一参加した私は「ネットを通じて抜型業界の世間一般への認知の浸透」に努力しているといったことや、「木材と抜型用合板をとりまく環境」が、現在ではその「安定供給」という面において、非常に厳しくなって来ているといった話をさせていただきました。
抜型メーカー様より要求される合板の品質のレベルは、確実に年々上がっており、その需要もますます多様化してきておりますが、逆に合板メーカーより出荷される合板の品質は、私の見る限り「向上」しているとは思えません。
原因は1にも2にも「良質な原材料の不足」です。
世界にはどこかに良質な木材がまだまだたっぷりあるはず。
それらを早く見つけだし、「高品質、高性能な合板を安定供給」させていただくべく、鋭意努力していきます。
 
余談ですが、みなさんの前でお話させていだいているうちにすっかり舞い上がってしまい、何を話しているのか途中からわからなくなってしまいまして、この歳になってもまだこんなもんかと、つくづく自分の無能さを感じ情けなくてそのあと泥酔してしまいました。
会長、すみません!来年こそは、ビシっと決めますから。(文:正さん)

21・07・2009 「下駄 」

梅雨が明けて、いよいよ夏、本番の季節がやって来ましたね!


夏が来ると、花火大会、盆踊り、夏祭りなど各地域でイベントが行われます。
ところが今年は大不況。
花火大会が中止になる所が出てきているようです。
「不況だからこそ、花火を見せて上げたい」と、スポンサーがあらわれ、花火大会を再開することができたという、大変いい話を聞きました。
「花火大会」「盆踊り」といえば浴衣。
足元は、当然下駄。
日本の文化そのものです。
7月22日は「下駄の日」だそうです。
皆さんご存知でしょうか?
下駄の材は、桐か杉が多く使われていて、特に桐の木は、遠赤外線効果があって、冬は暖かく、夏はさらっとした気持ちよい肌触りです。
桐は木材の中でもとても特殊で不思議な木です。
他にも箪笥に古くから使われていて、湿気や害虫から洋服を守り、熱を伝えず燃えにくい優れた素材です。
また、米びつにも使われ、お米を守ってくれます。
当社の桐材を使って米びつを作って見ませんか?(文:バタヤン)

13・07・2009 「GoogleやYahoo 」

最近GoogleやYahoo検索で上位を獲得しています。


「木材」Google第一位表示
「木の雑貨」Google第一位表示
「合板」Yahoo第一位表示
順位で一喜一憂するのは了見が狭いようにも思いますが、正直言って…やっぱり一位になったら嬉しいです。
逆に順位が下がったら悔しいです。
売上にある程度直結していますし…。
  
SEO対策はあまり熱心にはやっていません。 
ページを作るときにちょこっと考える程度で、ちょくちょくキーワードを変更したりはしていません。 
もっと一生懸命やればいい結果がでるのでしょうが、知識が追いつかないです。 
とあるワードでの検索結果に納得がいかないこともよくあります。 
「どうしてこのサイトがうちのサイトよりも上位なんだろう…」なんてね。 
常に比較されるのが社会というものなので、順位付けされるのは異論ないのですが、あまり意識しすぎるのもどうかと思っています。
ワタシは木材というリアルなモノを扱っています。
バーチャルなサイトで好評価を得るよりも、お客様の手元にお届けしたリアルな木でホッとしてもらうことが目的なのです。(文:木材バカ四代)


08・07・2009 「木炭 」

木炭の使用法って何があると思いますか?


これからの時期はバーベキューなど、調理に欠かせませんよね。
炭で調理すると、料理が更に美味しくなります。
それとは別に、木炭は特性の吸着力を生かし脱臭剤として使われていますし、最近の使用法としては水質浄化を目的に木炭をろ過剤として使用実験している自治体もあるそうです。
なんでも、木炭の吸着性や木炭に住み着く微生物等が、塩素やカビ臭の元となる有機物を吸着・分解するそうです。
そして住宅にも木炭は使われています。
炭には調湿効果があり、湿気が高い梅雨時期には湿気を吸って湿度を下げ、また乾燥時期になると吸ってあった湿度をすこしずつ吐いてくれるそうです。  
住宅の床下に木炭を敷き詰めることによって、床下の湿度や木材の含水率が高まるのを緩和し、木材の腐朽を防いだり、湿度を調節することによりシロアリやダニが住みにくい環境にしてくれるそうです。
バーベキューとかで余った木炭でいろいろ試してみるのも面白いかもしれませんね。
我が家も玄関の消臭剤として使っています。(文:くりすけ)


30・06・2009 「懐かしい竹の団扇 」

梅雨真っ只中の日本、毎日蒸し暑い日が続きますね。

     
エアコンを利用する為にフィルターの掃除をした方もいるのではないでしょうか?
我が家も先日、掃除をした時にエアコンから冷気が出てない事に気が付きました。(2年前にエアコンにガスを補充したばかりなのに…)
蒸し暑さを何とか涼しくする為に、子供達は窓を開けたり扇風機や団扇を使い始めました。
その光景を見て、子供の頃の思い出が蘇ってきました。
夏のお祭りに行く時に、浴衣を着て団扇を持って行きました。
又、夏の夕暮れには蚊取り線香と竹の団扇を片手に、縁台に座る人達もいました。
今ではあまり見られない懐かしい光景です。
その団扇の骨がプラスチックで出来ている物が現れた時には少しビックリしましたが、昔は商店で何か買うと竹の団扇をおまけに入れてくれたものでした。
昨今ではそれはプラスチック製に変わってしまいました。 
骨がプラスチックの団扇よりも竹の団扇の方が使ってみるといいです。 
我が家にも1本だけありました。 
ゆっくり動かすだけで風が沢山くると共に、見た目も優雅で涼しく軽いです。 
竹はしなやかで、竹と和紙の風合いが何とも言えません。 
自然のしなり具合で送る風の感触はどことなく違うものですね。 
そういえば、昔から団扇はさり気ないコミュニケーションのツールだったらしいです。

 
玄関先や縁側に置いていて、お客さんが来ると扇いで差し上げていたそうです。 
私も亡くなってしまった母に、小さな頃に扇いでもらった記憶があります。
自分の為ではなく、涼を送る為に使われたものだったのでした。
時代を超えて竹の団扇が豊かな人間関係を伝えてくれたら良いなぁと思いました。(菊ちゃん)

23・06・2009 「その場に映える木」

先日お休みを頂き、南の島へ行って来ました。
 
街中は何処を訪ねても、さほど変り映えしませんが、やはり此処は南の島、海岸線に出てみれば、南の島へ来た〜と実感した風景は、なんといってもヤシの木ではないでしょうか。
海岸線に並び立つヤシの木につい、見とれてしまいました。
ヤシの木は、単子葉植物ヤシ科に属し、南国では古くから食用として一家に2〜3本は庭先に植えていたそうです。
ココヤシの果実内に溜まった水は、飲用とし、果実内部内側の白い部分は削り取り、ココナッツとして、あらゆる食材に現在も大変活躍しています。
世界各国どの場所にあっても、その地その地にあった木が植えられています。
しかし、今回の旅行において、最初に感動を与えてくれた、普段まず目にすることの無い、ヤシの木の立ち並びに感謝するとともに、大変癒され、仕事も忘れ、又、機会を作り癒されたいと思う旅でありました。 
  
追伸、休みの間、営業所の皆さんに、ご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。(なんて)(CONBATO) 


17・06・2009 「白蟻に気をつけて」

得意先の木工所さんでの出来事です。

この木工所では、家具や建具などの製作をしています。
重い物も作りますので、工場の床には厚いラワン合板を敷いてます。
もちろん、土台もしっかりしています。
床の上で多少ドタバタ暴れても、大丈夫です。
この頑丈な床が、ある時ギシギシ音がして、少し歪んできました。
ある時、一人の職人さんが羽蟻を見たというのです。
もしかしてと、床をはがしたら、やはり白蟻がいました。
白蟻が土台の材木を、食い荒らしていたのです。
その木工所さんでは、すぐ業者を呼んで、白蟻を駆除してもらいました。
発見が早かったので、大事にはいたらなかったです。
もしも、みなさんの家の近くで、羽蟻を見つけたら注意してください。
床がおかしくないか、柱を叩いて空いているような音がしないか。
梅雨の季節が一番白蟻の活動が活発になりますので、注意してください。
みなさんを、脅かすような話で申し訳ありませんです。
でも、安心してください。
今は、防虫・防蟻剤が効用の良い製品になっています。
そして何より、白蟻に強い木材を土台にお使いください。
木材はいろんな樹種があります。
適材適所。
家は、大切な財産です。しっかり守りましょう。
 
(注)白蟻とは、木材の内部に巣食う蟻のことです。
羽蟻とは、白蟻の繁殖期に羽を生やす蟻のことです。
巣から飛び立って別の巣になる場所を見つけると、羽をおとして白蟻となります。(文:イマイちゃん)

09・06・2009 「で、いくらだっけ?」

架空の物語ですが…

私の友人の一人に、大金持ちがいます。
名前は加根田金男くん。
先日彼が、突然私に相談をしてきました。
内容は、「アマゾンの熱帯林を大量に購入したんだ。全て焼き払って何か植えたいんだけど何にすればいい?」というものでした。
木材業界の末端にいるものとして、そんな暴挙は許しておけません!
さっそく彼の考えを変えるべく、彼の大好物である数字で説得を試みました。
「加根田くん、アマゾンの熱帯林には、1?あたり一年間につぎのような経済効果があるのだよ」
1、温室効果ガスの吸収 約6458〜9196円
2、土壌保全 約21,811円
3、熱帯雨林の昆虫によるコーヒー農園での受粉 約4480円
4、蜂蜜や果実、きのこなどの林産物生産 約4716〜9432円
5、レクリエーションやエコツーリズム 約295円〜648円
ぐうの音も出ない加根田くんの様子に、私は「勝った!」と内心ガッツポーズ。
しかし次の瞬間、彼はこう切り出してきました。
「でもさ、熱帯雨林を切り払って大豆栽培をすると、1?あたり一年間に、約27,117円〜55,413円の利益があるんだよね。
あるいは肉用牛の放牧場にしたら、約4,716円〜13,559円の利益があるのだよ。
こっちのほうが儲かる気がするのだけど…。
で、さっき君が言った経済効果っていくらだっけ?」
水泳の北島選手じゃありませんが、「何も言えねぇ」状態になってしまい、説得は失敗に終わりました。
あくる日から加根田くんは、せっせとアマゾンの熱帯林を開発しています。
なんでもかんでもお金に換算するのは好きではありませんが、排出権取引だなんだと、数字に換算しなければ環境保護ひとつできないのが今の世の中です。
そんな世の中の先端を走る彼をやりこめようと数字をだしましたが、逆にやり返されてしまいました。
人を説得するって難しいですね…。
どなたか彼を説得できる数字を教えてください。 (文:ドサンコ) 
 
参考文献 :WWF『Keeping the Amazon forests standing: a matter of values:アマゾンを保全することの経済的価値』

02・06・2009 「引き戸が人気」

引き戸が人気だそうです。

マンション、戸建のみならず、ホテルでも採用されています。
昔のような和風ではなく現代風にアレンジした引き戸ではありますが…。
現在では開き戸と並ぶ水準で、建材メーカーのトステムでは全体の40%、大建工業では全体の45%を占めるまでになっています。
引き戸は戦後一貫してシェアを下げてきましたが、なぜ、いま引き戸なのでしょうか。
一つは高齢化社会を迎えてバリアフリーが進んでいること。
もう一つは個室志向から開放志向へ間取りの流行が変わってきたこと。
首都圏の有名中学に合格した子どもがいる約二百世帯を調査したところ、多くの子は個室よりリビングなど家族と同じ空間で勉強していた…という面白いデータもあるそうです。
うちの子もそうさせよぅ!
世界中で引き戸を使っているのは日本だけ。
日本独特の引き戸文化を今後は世界に広げていけたら面白い仕事になりそうです。
ちなみに現在の引き戸の大半は中が空洞のフラッシュ構造ですが、空洞ではなく木材で作るプロジェクトがあります。
中が空洞な引き戸よりも遮音性や防火性が高く、調湿効果もある。
問題は重量と反りです。
エコモクで現在取り組もうとしているプロジェクト、乞うご期待!(文:木材バカ四代)
参照:日本経済新聞夕刊2009.3.16

27・05・2009 「グリーンカーテン」

地球温暖化の問題が様々なところで取り上げられていますが、なかなか個人の力ではすぐに何とかなる問題ではなく、解決にはかなりの時間が必要ですよね。

ただ何も行動しないよりは少しでも意識をして毎日の生活をしていくことが必要だと思います。
そんな時、何気なくきいていたラジオで「グリーンカーテン2009」というキャンペーンを知りました。
グリーンカーテンとは?ゴーヤをはじめアサガオやヘチマなどのツル性植物を日光のあたる建物の南面や西面でネットを使用して育てる自然のカーテンのことです。
最近では多くの官公庁や学校・企業でもヒートアイランド対策として採用されているので聞いたことや実際に目にしている人もいる事かと思います。
このキャンペーンの趣旨に賛同し、自分にもできると思い、早速ネットをチェックしてゴーヤの種をゲットしました。
そして、休みの日に子供と一緒に庭に蒔いてみました。
ようやく芽が出始めたところですが、これから順調に育てば夏にはエアコンの使用を控えて、秋にはゴーヤチャンプルをつまみに晩酌ができるかも?なんてワクワクしながら水やりをしています。
こんな小さいことでも楽しみながら温暖化防止になっていると思うと自己満足ではありますがうれしいですよ。(文:ゴン)

20・05・2009 「日曜大工」

今年のゴールデンウイークは皆さんどうお過ごしでしたか?

当社も5連休となり、休みの配達もなく、子供も社会人になり、いっしょに出かける予定もなく、どのように過ごすか考えました。
そうだ、実家の手入れをしようと思いました。
築37年の木造住宅。
年初に水道管の取替え工事をしましたが、まだあちこちガタが来ています。
車庫が滲水で湿気っぽいので、床の防水塗装を3日間やり、きれいになりました。
そうなると、車庫上のフェンスが錆びて朽ちているのが気になります。
アルミの最新のフェンスに取り替えようと思い、連休明け見積りを取りました。
予算オーバーだ。
我慢するか…
そうだ、昔サンプルでもらった米杉(レッドシダー)のラティスを利用しよう。
1800×900を1800×450にノコギリでカットしてフェンスに。

足らない部材は新木場の米杉専門店で用立て、制作しました。
米杉は水に強い木ですが、更に塗装をして長持ちさせようと思い、ホームセンターにデッキ用塗料を買いに行きました。
なんと、そばで枠付のラティスが四分の一以下の値段で売っているのです。
でもよく見ると、水に弱いホワイトウッド系の木に塗装をしてるだけの商品です。
仕上がりも少し雑なようで、1〜2年で退色し、地面に接している所から腐る様な気がしました。
(私の米杉ラティスは重量感もあり、多分大丈夫だと思います)
仮留めしたフェンスの写真を見てください。
ガーデニングをやりたくなりませんか?
鉄やアルミのフェンスよりも、木製のフェンスの方が、草花が映えます。
約7000×600、制作日数延べ3日、予算20,000円ちょっと。

あなたも、『日曜大工』エコモクを利用して本物に挑戦してみませんか!


追伸
青春18切符で宝積寺駅に行って来ました。
木製の天井かと思ったら、針葉樹合板で蜂の巣状に組んであるのです。
合板で鋭角の箱を作るなんて、ものすごく大変だったと思います。
ただただ、大工さん、職人さん、監督さんに敬意を表します。(文:Akio)

13・05・2009 「イチロー世界新ピンチ!」

いささか遅くなりましたが、「祝WBC連覇!」



さんざん、イライラ、ハラハラさせてくれましたが、最後はこの男が決めてくれましたね!

また、つい先だっては、あの「カ〜ツ!」ハリさんの3085本超え!
全て日本で打ってはいないので、公式的には「日本新記録」とはならないそうですが、とてつもない記録です。
次はあの「ピート・ローズ」の4256本ということになるわけですが、その世界新記録にナント黄色信号が灯っているというのです。
その理由は他ならぬ打ち出の小槌となるバットの材料「アオダモ」の渇枯が以前より更に深刻になってきているのです。
「バットマイスター」ミズノの久保田氏によると、イチロー選手へのバットの供給数は年間約140本で、その数を揃えるにはその100倍、つまり10000本のアオダモの角材が必要になるそうです!!!
しかしながら、昔は5〜6年分は楽にあったアオダモの在庫も、今は「1年分集めるのがやっと」という状況だそうです。
イチロー選手も過去に1年間だけ「ホワイトアッシュ」を使用した年があったそうですが、やはりしっくりこなかったようで、翌年からはアオダモに戻しております。
以前ここで紹介した「アオダモ資源育成の会」(第99話参照)もその植樹活動を活発に行ってはいるものの、いかんせん一人前になるまで70年ですから、間に合いませんね〜。
残念ですが、いつかはある数年間アオダモのバットは完全に無くなってしまうことでしょう。
それまでに世界新記録が達成されることを祈るばかりですが、無くなる前にうちのチーム「バイオレンス」でも買っておこうかな〜10本くらいですが(笑)
さらに余談ですが、金属バットより木製バットのほうが断然に安いんですよ〜
なんてったって「芯をくった時のあの快感!」サイコーで〜す!(文:正さん)


30・04・2009 「ボーリングの床」

東京では桜が散り、枝には青葉が出てきて過ごしやすい新緑の季節がやって来ました。


いよいよゴールデンウィーク(大型連休)です。

高速道路の料金が休日上限1000円(ETC車に限り)に値下げされ、お得な料金で遠くまで行けるので車で出掛ける人が多くなり、今回は3倍以上の渋滞が予想されそうです。
車で出掛ける方は常に交通情報を取り入れながら、安全運転で楽しい連休を満喫できますように願っております。
本題に入りますが、先日何年かぶりにボーリング場に家族と一緒に行って来ました。
今のボーリング場は昔と違って、プレーしたスコアをコンピューターが計算してくれるので、大変便利になりました。
私が若き頃(40年前)は、地元に江東ボーリング場と言う場所がありまして、毎週日曜日になると早朝ボーリングによく行ったものです。
当時は木場周辺の材木屋さんも多く集まっていて、ボーリングに熱中していたものです。
話しを戻しますが、このボーリング場のレーンに使われている床の木は何の木を使っていますか?
なんとカエデ「ハードメープル」が使われているのです。
このハードメープルは硬くて衝撃に強い木です。
そしてピンにもハードメープルが使われていて、ストライクの時のあの何とも言えない心がスカッとするような快音がするのです。
ハードメープルと言えば何となくシロップのイメージが強いですが、清涼感と自然の美しさがあり、家具などの他、住宅の床材として人気がある木材です。
(当店でもハードメープルの集成材を販売しておりますよ。)
ちなみにあの日本人メジャーリーガー松井秀喜が愛用しているバットもハードメープルが使われていて、ホームランをかっ飛ばすすばらしい木なのです。(文:バタヤン)

21・04・2009 「丸裸の杉」

九州出張に行く度に気になる場所があったのですが、先日ついに寄ってみました。


その場所には杉の木が皮を剥がされて丸裸で横たわっているのですが、作業している人がちょうどいらっしゃったので話を聞いてきました。

写真の作業場面は、枝のあった部分を削って凸を無くしているのですが、何に使う物だと思います?
都会の人では分からないと思いますけど。
私も生まれて40年余り経ちますが、このような使われ方は見たことがありませんでした。
実はこの杉、これからが季節の鯉のぼりの鯉をのぼらせる柱に使われるそうです。
今まで見たことが無いので聞いて驚きました。
材木市場より注文が来て、裏の山より杉を切り出して製造しているそうですが、毎年少しずつは注文があるそうです。
その他にも太い杉が置いてあったので、大黒柱にでも使うのかと思い聞いてみましたが、最近では家も建たず殆どつかわれないと・・・太いものは桁に使われているそうです。
あまり作業の邪魔になっては悪いので、長話も出来ずにおいとましましたが、帰りの道中でお店の旗がなびいているのを発見!
その柱は先ほど見た杉が使われていて感動しました。
こちらでは当たり前の事なの?と考えながら運転していましたら、ふと思いついたことが…。
当店の近くでも沢山の旗がなびいている場所があるではないか!
それは両国国技館!
ここでも旗を立てる柱に杉を使ってもらいたいと思ってしまいました。
妄想の中では丸裸の杉が立ち並ぶ圧巻な風景が想像されるのですが、是非とも実現してもらいたいと思ってしまいました。
こんど相撲協会にお願いしてみようかな?(文:兄貴6)


14・04・2009 「スギ違い」

私はスギの花粉症持ちです。


スギ花粉だけ症状が出る人は、私と同じでサクラが満開になった今月始めには、くしゃみなどの症状がピタッと止まったはずです。

今年もスギ花粉は酷かったですね。
困ったものです。
 
さて今回のお話は、私がそんなスギ花粉に苦しんでいた先月のお話。
都営三田線での通勤帰りに、電車の中で大きい声で話している年配の女性がおりました。
「本当に花粉症が酷くて、スギが憎いわ。高島平のスギを何とかして欲しいよね」と一緒におられた方に切々と語っておりました。
私はたまたま板橋区役所に用があったので、世間話に先の電車で聞いた話を役人の方にしてみました。
「高島平地域に、“スギ”の木はないですよ。もしかしたら”ヒマラヤスギ“の事では…」

どうやら年配の女性はスギの木とヒマラヤスギの木を間違えてしまっていたようです。
 
ヒマラヤスギは、スギという名前はついておりますが、マツ科の木で、一般的に問題になっているスギ花粉を発散させることはないです。
スギ花粉は出ませんので安心して触れてみてください。
よく庭園用や街路樹に使われていて、世界三大造園木のひとつだそうです。
 
スギ花粉の季節も終わったし、安心して公園散歩をしてみてはいかがでしょう。
おそらくこの“ヒマラヤスギ”を見ることがあるのでは?(文:くりすけ)

08・04・2009 「満開の桜の木の下で」

暖かくなったて、すっかり桜の木の花が満開になりましたね。


桜の木には日本特有の染井吉野、シダレザクラ、八重桜をはじめ、色々な種類の桜の木があります。

巨樹になる桜の木の多くは、長命の江戸彼岸桜だそうです。
日本で一番古いと言われているのは山梨県にあります。
山高神代桜で樹齢は2000年と言われています。
すご〜いですね!
沢山の数え切れない人の思い出となっているでしょう。
私の地元でも、桜の木があちらこちらに植えられています。
今日の朝、近所に買い物に行きましたら、満開に咲いた桜の木が綺麗に私の目に映りました。
思わずそばへ引き寄せられました。
その桜の木の下で、私は沢山の思い出が蘇ってきたのです。
昔、子供の頃に住んでいた家の庭に八重桜があり、春になると綺麗な花が咲いて、心が和やかになったことを思い出しました。
また、子供が生まれて子供達と一緒に、毎年お花見をしながら楽しく過ごしたことも思い出されました。
その子供たちが成長し、入学式と卒業式に出席した時も、校庭には桜の木の花が満開に咲いていました。
桜と共に過ごした入学式と卒業式では寒い日もあり、暖かい日もありました。
そんな日の時でも、私の目からはいつも嬉し涙があふれていました。
式が終わり、桜の花びらが舞っている中で写真を撮りました。
その子供達も26歳と25歳になりました。
小学生の入学式に撮った写真は、今も私の部屋のテレビの上に飾っています。
皆さんも満開の桜の木の楽しい思い出はありませんか?
満開の桜の木の下で思い出してみてください。
幸せな気持ちになりますよう・・・・。(文:菊ちゃん)

01・04・2009 「青森ヒバ」

近頃、青森ヒバのまな板が注目を集めています。

青森ヒバは木曽桧、秋田杉と並んで日本の三大美林の一つに数えられ、正式名は「ヒノキアスナロ」と呼ばれ、青森県内に80%も蓄積しています。
青森ヒバは成長が極端に遅く、一人前(直径70cm)になるには、300年かかると言われ、杉が同じ太さになるまでの3倍の歳月になります。
なぜ青森ヒバがまな板に向いているのかと言えば、殺菌・防虫・防腐・防湿効果などがあり、青森ヒバに含まれる(ヒバ精油)の中には40種類あまりの成分があり、その中の(ヒノキチオール)と(βドラブリン)には、強力な抗菌作用があり、ヒノキなどより数段優れているのです。
春が来て、やがて迎える梅雨の季節、食の安全には特にうるさい我が日本国、強力な抗菌作用の青森ヒバで乗り切ってみてはいかがでしょうか。
ある日本料理店でも、近頃青森ヒバのまな板を使い始めて、今までのプラスチックのまな板だと汚れが入り、包丁の痛みが酷かったそうですが、青森ヒバのまな板だと刃当たりも良く、表面も毛羽立たないとか。
何よりも、刺身などのはり付きが抜群だそうで、大工さんで言うと、鋸が材に張り付き曲がりも無く切れるってな感じでしょう。
我が家では、青森ヒバのまな板をまだ使用していませんが、是非一度使用して違い(刺身などのはり付き具合)を確かめてみたい物です。
因みに我が家のまな板はスプルスを使用しています。
皆さんも機会がありましたら、お出かけの際に青森ヒバのまな板と自宅のまな板とを比べてみてはどうでしょうか。
当店ではまだ青森ヒバは取り扱っておりませんが、今後何らかのカタチで扱いたいと思っています。
乞うご期待!(文:COMBATTO)

25・03・2009 「パーチクルボードは重い」

ある現場での事です。

大工さんがパーチクルボードを現場へ搬入している時に、「パーチは何でこんなに重いんだ」という声が聞こえました。
たしかに私も現場へ入れるときには大変な思いをします、本当に重いです。
建築下地によく使われるパーチクルボードのサイズは600×1800ミリですが、厚みが20ミリあり、重さは約16kg。
情けない話ですが、階段での現場入れは2枚持つと辛くなります。
1枚のみで運ぶときもあります。
なぜ重いのかは、それなりに理由があります。
下地材に使われることが多いパーチクルボードは、その上にいろんなものが乗ります。
住宅であれば、人、家具、電化製品など。
展示会場やショールーム、大型店舗などではもっと重いものが乗ります。
体育館のような運動施設では、重さに耐えるだけではダメです。
適度な弾力性が必要になります。
快適な床生活を送るためには、安全な剛性と耐久力が必要になるのです。

さらに、音と振動を低減させるために、重さと強さあるのです。
こんなパーチクルボードですが、エコ商品のひとつでもあるのです。
木材チップがパーチクルボードをつくる原料ですが、廃材を利用することができます。
パーチクルボードは使用後、さらに燃料として利用できます。
地球にやさしいリサイクル製品と言えるでしょう。(文:イマイちゃん)
17・03・2009 「ネーミング」

昨年8月、北海道で洞爺湖サミットが行われたことは記憶に新しいかと思います。

それにあわせて、北海道の林業試験場が開発した道産松の新品種の名前が、今回のお話です。
グイマツとカラマツを掛けあわせたこの新品種は、成長が早く、まっすぐに伸びるため製材に最適で、強度も強く、さらには普通のカラマツと比べ、二酸化炭素を2倍多く吸収するという優れもの。
その名も、「クリーンラーチ」!
クリーンラーチ…この名前、どう思われますか?
私は正直申し上げて、少しダサく感じるのですが…。
環境に貢献できるから“クリーン”で、から松だから“ラーチ”というのは安易なような気もしますし…。
じゃあ、お前ならどう名づけるのか?と言う声が聞こえてきそうですね。
対案無くして批判なし。
ここはひとつ、愛する故郷北海道のため、一肌脱がせていただきます。
まず、この新品種の特徴、特に環境面に貢献できるところを名前に取り込みたいところですね。
普通のカラマツとは二酸化炭素の吸収力が違う、というところは強調したいですし、なんと言っても、今は猫も杓子もエコの時代ですから。
あとは、海外を含めた幅広い地域に伝わるような、グローバルな響きを持つ名前にしたいですね。

うん、できました。
これからの時代に沿ったエコロジーな木であることをグローバルに伝えられる名前、その名も、「クリーンラーチ」。
ってあれ?どこかで聞いたような名前になってしまいました…。
いや〜ネーミングってホント難しいですね! (文:ドサンコ) 
10・03・2009 「桐がグッズに」

先日、親戚から子供の好きなキャラクターのストラップが送られてきました。

なんのかと言うと、妻の実家が鷲宮にあり、これで分かる人には分かってしまうでしょが、そう、ラキスタのストラップです。
いまでも人気があり、中々商品が品薄で手に入りにくいそうですが、届いた物を見ましたら絵馬のストラップで、木でできていました。
何気なく見せられた時にはシナかツゲで作られているのだろうと思ったのですが、手に取り見たところ、桐でできていました。
裏に製造元が書かれていまして、見たらこれまた驚き!桐箪笥を製造している会社でした。
拙者としては、桐箪笥と言えば高級品のイメージが強いので、ストラップに使うとは…。
桐材は元々日本の材の中で最も軽く、防湿性、耐火性があり腐りにくい特性を持っていて、古くは弥生時代から使用されている木で、昔は儀式などに使われる高級な木だったのです。
一般に使用されるようになったのは江戸時代からだそうです。
皇室の紋章も桐ですから、神聖な儀式などに使われていた木と言うのも納得できます。
そういえば、現在でも高級食材などを入れる木箱には桐がかなり使用されていますね。
絵馬も元々は神聖な神社などで願い事をする時に使われている物ですから、桐で作られているのも何となく納得できるかな。
箪笥製造から絵馬を考えついたアイデアはお見事だと思います。
拙者も見習って何か良いアイデアを生み出したいものです。(文:兄貴6)
03・03・2009 「ブナ」

先日、無垢材大好きの私にとって、うれしいご注文がありました。

ブナを使って、保育園の園児用のイス70台分とテーブルを作るというものでした。
ヨーロッパでは昔から「森の女王様」と呼ばれて親しまれていたのに、日本でブナと言えば、漢字で木偏に「無し」と書きます。
高い山に生えていて、腐りやすく反りやすく堅いということで、使い道がなく、木ではないという由来があるようです。
そんなブナでも板目方向に細かい点々が並んで、模様のようにきれい
に仕上がるという特徴があります。
近年では人工乾燥の技術が発達して、反りや狂いがなくすことができるようになり、木工家具の材料として見直されるようになってきています。
 
もしかしたら皆さんの家の家具も、よく見ればブナが使われているかもしれません。
さて、今回のご注文の件ですが、製材、削り仕上げまでのご発注でした。
納期が短く大変でしたが、製材屋さんや加工屋さんにご協力いただき、なんとか間に合わせてお客様に納品できました。
ところが、「材料に割れがある」とのクレームが・・・
割れがささくれになって、園児が引っかけてケガをしてしまっては大変です。
私は納期のことが気になって気が付きませんでした。
反省し、交換させていただきました。
このブナのイスに座る園児のみんなには、昔のブナの由来の様にではなく、素直にまっすぐ、健やかに成長してもらいたいと願わずにはいられません。(文:ゴン)

25・02・2009 「青春18切符」

春の「青春18切符」の季節(3/1〜4/10)がやってきました。

全国JR普通列車一日乗り放題の切符で、よくミニ旅行に利用します。
3/14のダイヤ改正で、いつも利用する5:20東京発、静岡行きの電車がなくなりそうです。
特急の車両の普通車で、東海道線を下るのにいつも利用しています。
豊川稲荷、身延山、由比の町並み、静岡のおでん、富士宮の焼きそば、名所、名物めぐりが少し不便になります。
 
各駅停車の旅ですので、ふと途中下車することがあります。
たいがい木造のこじんまりした駅が多い様です。
東京近辺は、ほとんどがコンクリート等で不燃化され木造の駅はありません。
(大正末期、木造二階建ての東京駅八重洲口が、完成二ヶ月で煙草の不始末で焼け落ちたそうです)
特に戦後に立てられた駅は、木を排除しすぎています。
駅の待合室の椅子もプラスチックがほとんどですが、最近木製も増えているようです。
木は和む、というのが再認識されて来たのかも知れません。
その中で、昨年新築された宇都宮の少し先の「宝積寺駅」には、迫力ある天井を木材で組んであるそうです。
世界的建築家の隅研吾さんがデザイン監修されました。
(当店のお客様でもあります。)
彼は、「駅の原形は、田舎にある昔ながらの木造の駅。昔ながらの駅舎が持つ、優しい空気感や素材(木)の肌触りに愛着がある。」と語っています。
今年の青春18切符は「宝積寺」、宇都宮の餃子で決まりだ!(文:Akio)

17・02・2009 「来てます!ホントのエコ運動」

先日、とある地方都市の某大手メーカーさんの担当者殿(通称シブちゃん)が上京の際、弊社に来社されました。

「景気わるいねぇ〜」「そうですねぇ〜」などと、お決まりの日常的な会話のやりとりのあと、「それじゃあ、ちょっと外まわりに出掛けるか」てな感じで、数軒の得意先を訪問したあと、昼も近くなったので、「シブ〜メシ行くか〜?」「行きましょう〜!」「何にするぅ〜?」「もちろん肉がいいッス〜!!!」と、そこに絶妙なタイミングで現れたのがデニーズ様の看板。
「お、ここに入るかぁ〜?」「いいッスよ〜」てな感じで入店。
オーダーはもちろん、「ハンバーグ〜」。
しばらくすると、先にフォークとナイフと箸が運ばれてきました。
「ん?なんで箸が?」と思った瞬間、またまた「ん?」な出来事が!その「箸」は、今はやりのプラスティックのリサイクル箸ではなく、さらに平凡な「割り箸」でもなく、なんと「スギの箸」だったのです!!!
「いやあ〜これはすごいねぇ〜」「そうですね〜珍しいですねぇ〜」

持ってみると、手にぴったりフィットする感じで、しかも軽い!

外装のフィルムには「スギの建築材として使用できない部分を箸にしています。」

何て「ステキ」なことをなさるんでしょう!スバラシイですねぇ〜
普通の割り箸より絶対コストがかかっているはずなのに!
 
そう言えば、この間、久しぶりに東京競馬場に行ったときに、少し前に建てられた「フジビュースタンド」なる建物に初めて入ったのですが、中にはあちらこちらに木材がちりばめられており、天井には眩しいばかりのスギの大群が張り付いておりました。

その前に出来たスタンドにはほとんど使われていなっかたのに・・・
肝心な馬券の方はスッテンテンでしたが、天井を見上げていると何故か怒りが収まってくるから不思議でしたねぇ〜!!!
ここにきて企業がまた木材に着目し始めている、本当の意味でのエコ運動、間違いなく来てます!(文:正さん) 


12・02・2009 「カカオの木」

春のおとずれ節分がやって来まして、各神社では豆まきのイベントが行われました。

そして次に来るのが、男性諸君が待ちに待った「バレンタインデー」です。
日本人はちょっとした行事でもお祭り騒ぎが大好きです。
2月14日に女性が愛の告白をするのにチョコレート贈るという習慣ですが、始まりは昭和33年頃だそうです。
一説にはお菓子メーカーの陰謀ではないかと言う話しもありますが・・・。
各デパート、チョコレート専門店などではバレンタインチョコレートの売上商戦が始まっておりますが、昨今のバレンタイン事情としては、チョコレート代等の出費を抑える為に本命1人に絞って義理チョコは配らない女性も出て来ているそうです。
合理的と言えばそうですが、これも不況の煽りでしょうか、モテない男性には厳しい現状です。(笑)
ここに登場するチョコレートですが、主原料となるのがカカオ豆。
このカカオ豆はカカオの木になる実の中にある種子で、原産地は南米アマゾン河流域で、カカオの木は良い土質と水はけの良い場所が適してると言われ、大変育てにくい植物だそうです。
カカオの木はアオギリ科に属す常緑樹で、長生きすると高さは10m、幹の太さは20cmほどになり、ラグビーボールのような形をしたカカオ豆の入った実を付けます。
カカオの木は「テオブロマ・カカオ」と言いギリシャ語で「神様の食べ物」と言う意味で、昔は王様や貴族などの富裕層の人達しか食べられない贅沢な食べ物だったそうです。
体力が消耗した時に食べると疲れが取れたり、登山事故などでもよくチョコレート菓子が命を救ったと言う事例があるほどです。
私も疲れた時にチョコレートを食べたりココアを飲んだりして疲労回復に役立てています。(文:バタヤン)

02・02・2009 「イチョウのまな板」

女房に聞かれました。

「ねぇ、まな板って何の木がいいの?」

新聞を読みながら適当に答えました。
「ん〜、イチョウとかヤナギとかヒノキとか青森ヒバなんかあるよ〜。最近ではゴムの木を使っているのもあるけど、やっぱりイチョウが一番だと思うな〜」

数日後、なんと女房は近所の合羽橋道具街でイチョウのまな板を買ってきてしまいました。
数日前の会話は、まな板を買うつもりで聞いていたと言うのです。
うちが材木屋だってこと、女房はよく分かっていないのでしょうか?
「もっと安く手に入ったのに!」

と怒っても後の祭り。
ところがワタシ、この後えらく感動してしまうのです。
販売元の双葉商店さんのまな板に対する愛情にです。
まな板の使い方、メンテナンスの仕方、無垢の木の特徴、イチョウの特徴、イチョウのこぼれ話などをこれでもかってくらい語ってくれているのです。
少々長くなりますが、ここに紹介させていただきます。
 
「この度は特選赤太のまな板をご注文いただき誠にありがとうございます。
この赤太のまな板は、通常よりも色が濃くて独特な匂いがいたしますが、これは木の中心の部分で、普通のものに比べ、特に油分が多く含まれているためです。
食べ物に匂いが移ったりしませんし、体に害はありません。
不良品ではございませんので、何卒ご了承いただきますようお願いいたします。
(使用していくうちにある程度匂いは取れます。また、水はけは通常よりも良いです。)
また、当店のまな板は無料で削り直しをいたしますので、送料を同封して下記住所へお送りいただければ、元のようにきれいに削り、送らせていただきます。・・・・後略」

 
「まな板の表面に針の穴のようなものが見受けられる場合がありますが、これはイチョウの木の特徴で、ハリというものです。
傷や不良品ではありませんし、使い心地には関係ございませんのでご安心ください。
また、当店イチョウまな板は一枚一枚、手作りの上、すべて一枚物ですので、末永くご愛用していただけると思っております。・・・・後略」

 
「当店のまな板は天然のイチョウの木を使用しております。
防腐剤などの加工は一切しておりませんので、場合によってはカビが発生することもございます。(一枚一枚性質が違います。)
カビが発生する条件として、酸素・適当な温度・水温(湿度)が全て揃った時に発生すると言われております。
また、木に残存した栄養分と高温・高湿度の条件が整い、空気中に浮遊しているカビの胞子が付着するとカビが発生します。
また板を使う流し台の周りなどは空気が滞留し湿度が高く、高温・高湿度の条件が整う場所と言えます。
まな板を使う場所が高温・高湿度にならないように換気扇を活用してください。
また、風通しのよい湿度の上がらない場所に保管してください。
洗った後は必ず、乾いた布巾などでしっかりと拭いてください。
カビはある程度は削れば取れます。」

 
「このまな板は、永平寺で有名な越前の雪深い山奥から切り出されたイチョウの一枚板で作られております。
昔から、まな板に一番適したものがイチョウと言われております。
材質が均一で、油身があるため、水はけがよく匂いが残りません。
また、柔らかくて復元力があるため、刃当たりが良く、包丁を傷めません。
最近では新築祝・贈答用としても好評です。・・・・後略」

 
「まな板の上手な使い方
肉や魚料理のあとは、塩またはクレンザーをふりかけ、タワシでよく洗い、ぬるま湯ですすぎ、まな板を立てて乾かしてください。
汚れが少ない場合は、固く絞った布巾で拭いていただくだけで十分です。」

 
「イチョウのお話
神社やお寺の境内で必ずといっていいほど見かけるイチョウの木は、極めて丈夫で長命な樹木で、1億5千年もの長い間この地球に生存してきた生きた化石で、まさしく神秘の木であります。
またイチョウ葉抽出物はドイツ、フランスでその効果が臨床的に認められ世界各国の多くの人々から脳機能障害、痴呆症、気管支炎、喘息に対する効能を備えていると支持されています。
かって広島に原子爆弾が投下され、広島市全土が焼土と化し、今後一切植物はこの地では育たないであろうと言われた中で、一番早く焼け焦げた木から芽を吹き出した樹木はイチョウであったと言われ、このほか阪神大震災に伴った火災においても、イチョウが防火延焼防止の効果を挙げたことが関係者の注目を集めました。
このように生命力の強いイチョウの木は古来より神の木として崇められています。」

引用:株式会社双葉商店(福島県)
 
いかがですか、すごいでしょ。

ワタシも双葉商店さんを見習って、うちの商品にますます愛情を降り注いでいくつもりです。(文:木材バカ四代)

28・01・2009 「TVゲームから」

最近、自宅でTVゲームをよくやっています。


やっているTVゲームは任天堂 wii の「街へ行こうよ どうぶつの森」です。
このゲームはシリーズ化されていて、すでに5作目となっています。
内容は、村のどうぶつたちと交流を深めつつ、環境を整え生活を楽しむということが主な目的で、具体的には、川で釣りをしたり、掘って化石を見つけたり、あと森なので木を植えたり伐採したりすることなどが出来ます。
私はこの植林や伐採に関して、任天堂さんのこだわりというか素晴らしさを感じました。
ゲーム内で村には評価があって、木を切っていくと環境が悪くなり、また木を増やしすぎても、森が暗くなるなどの理由で、評価が悪くなります。
現実の森林もそうです。
ただ植林するだけでなく間伐をしなければ、森はダメになります。
任天堂さんは、程よく管理された植林がすばらしい森を作るということをこのゲームを通して子供達に教えてくれているのではないかと思います。
このゲームをきっかけに子供達がもっと木に興味を持ってくれるとさらに嬉しいですね。
子供から大人まで遊べるこのゲーム。みなさんも是非どうぞ。(文:くりすけ)


21・01・2009 「懐かしい羽根突き」

先日、懐かしい光景を目にしました。


「カン、コン、カン」という音が聞こえてきました。
私はその音に引き寄せられ、そばまで行くと、女の子同士で楽しく羽根突きをしていました。
私も子供の頃、お正月は羽子板で羽根突きをして遊んだことを思い出しました。
その光景はとても懐かしく感じられました。
最近はお正月に羽子板で羽根突きをして遊んでいる子供を見かけなくなりましたね。
羽子板で羽根を突く時に響かせる音は、お正月に無くてはならない風物詩のような気がします。
羽子板は色々な種類があり、飾る物などもあります。
材質は桐がよく使われていますが、軽い木であり、腐りにくく、音響効果を高める特性を持っています。
羽子板の歴史は古く、神社で魔除けなどに使われていたそうです。

羽根には硬く丸い玉で、ムクロジという木の種がついています。

「無患子」と書くそうで、子供が病気をしないで元気に育ってほしいという願いが込められています。
災厄をおおい、幸福を祈る気持ちが込められた遊びは、新年を迎えるのにふさわしいものですね。
羽根突きが私達の周囲から消えたのはいつ頃でしょう?
今年は子供に限らず、お互いの「無患」を願い、親子で羽根突きをするのも良いのではないでしょうか?(文:菊ちゃん)

14・01・2009 「七草」

遅ればせながら、謹賀新年。


早いもので年が明けて第三週目になりました。
普段の日常へと戻り、忙しい日々をお過ごしでしょうが、今年も一年健康に気を付けてがんばりましょう。
年が明けて最初に訪れる昔ながらの行事に「七草(セリ・ナズナ・オギョウ・ハラベコ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)」があります。
七草と言えば七草粥が有名ですが、七草粥はお正月の7日に無病息災を祝って食べるものとされています。
1月7日は五節供の中の一つ。
古い昔に「元旦から6日までは獣蓄を占い、7日には人を占う」と言い伝えられていて、「人日」と呼んでいるそうです。
そして7日が新しい年の始まりと考えられていて、この日から1年の無事を願ったのです。
最近では、こう言った意味合いはかなり薄れてきており、ご馳走づくしのお正月気分が続くこの頃に、身体の調子を整え、早く正常な体調に戻す為の食習慣、という意味合いが濃くなっているとか。
これらの七草は、春の七草と言われ、この中の七つの植物はいずれも生薬として用いられています。

又、秋には秋の七草があり、疲れを癒し、風邪などに効く植物が集められており、先人たちの知恵には驚かせられますね。

住宅には季節によって使われる木材は存在しませんが、季節によって異なる材で住宅が建てられていたら、チョット面白いと思う今日この頃でした。(COMBATO)

06・01・2009 「牛にパンチ!」 新年、明けましておめでとうございます。


今年の当店のテーマは、「十分語れるモノを売る」です。
まず、ワタシたちが日々扱っている商品の特徴、魅力、価値をよく理解し、それから愛すること。
そしてそれを自分の言葉で、物語、ストーリー、シナリオをつけて伝えること。
 
どこで育った木を使っているのか、どんな性格を持った木なのか、なぜその木を使っているのか、どのような方法で製造されているのか、他にはない特徴はどこにあるのか、それを使ってもらうことによってお客様はどんな利点があるのか。
 当店は特に「伝える」が苦手です。
 
「じゅっぷん」は「じゅうぶん」とも読めます。

「モノ」をカタカナにしたのは、商品は物質としての「物」もあるし、「サービス」「情報」あるいは「自分自身」「自分の経験」と当てはめてもいいと思ったから。



「十分語れるモノを売る」逆に言うと、「十分語れないモノは売るな」ということ。
単に単価が安いからとか、売れるから売る…という姿勢だとこれからは生き残れませんし、何よりつまんない。
商品の特徴をよく理解し、愛し、伝える…当たり前の事ですが、その当たり前の事を今年は徹底してやっていこう、そういう決意で今年はこのテーマに決めました。
 
外は嵐。

でも、風は強ければ強いほど木材は強くなります。
今年一年、力を合わせてがんばっていきます。(文:木材バカ四代)